販売促進!『黒田芽衣子~婚渇女子~』最新刊発売!!
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先日の6月25日に、小林拓己(こばやしたくみ)先生の最新刊『黒田芽衣子~婚渇女子~4』が発売になった。

小林拓己(こばやしたくみ)先生については、愛国少女ウヨ子ちゃんの応援と青林堂『ジャパニズム』を参照のこと。

婚渇女子とは?

『黒田芽衣子~婚渇女子~』の副題となっている「婚渇女子」だが、『婚渇女子』全4巻が存在しており、その後編が『黒田芽衣子~婚渇女子~』である。

 

 『婚渇女子』は、アラサーの漫画家・伊藤小夏と、友人で同じ歳のファッション誌エディター・黒田芽衣子の、ザックリ言うと結婚できない女性の話である。小夏や芽衣子がモテなくて結婚が出来ないのではなく、そこには微妙な年齢の女性と男性の恋愛ストーリーが織りなされる。しかし、どちらかと言うと、そういう年齢を過ぎてしまったオッサンな自分からすると「どうでもいい~!」と思って読まないのが普通だ。
ところが、この小夏と芽衣子が、とてもカッコイイ。二人とも自分の人生を賭け、死ぬ気で自分の仕事をこなそうとするんだよね。・・・そりゃ結婚から縁遠くなるかも知れないが、男でこれだけ自分の人生と生命を賭けるほど仕事をするだろうか?と思う。私も小夏や芽衣子に負けず劣らず仕事の鬼でやって来た自負があったので、非常に共感したし面白かった。

黒田芽衣子とは?

上述の通り『婚渇女子』全4巻の後編で、『黒田芽衣子~婚渇女子~』では、主人公はファッション誌エディターの黒田芽衣子で、「婚活」(婚渇?)というテーマはかなり薄まっている。無論、前作の漫画家・伊藤小夏も出て来るが、あくまでも主人公は芽衣子と、その主戦場であるファッション誌の編集の仕事だ。そして芽衣子は美人な上に一流ファッション誌のバリキャリなので、婚活をしているヒマはない。今後、そういった「デキる」バリキャリ女性が「結婚」する、という点に問題提起がなされるような気がするし、個人的にはそういった面白い展開に期待しているが(笑)。
あと、バリキャリ女性ばかりの(しかも)一流ファッション誌の編集部という「女の職場」にありがち(?)なドロドロとした足の引っ張り合いや、ファッション誌ならではのステークフォルダーとのやりとりが、かなり生々しくリアルだ。

さて、最新刊では??

『黒田芽衣子~婚渇女子~4』はストーリーにもの凄く波乱があり、思いもしない展開なので、読む人を引きつけるには十分過ぎるほどだ。

 

ネタバレしないように言うと、、

  • シングルマザー(不認知・婚外子)
  • 低学歴(出産による学業の中途放棄)
  • 低収入による家庭の相対的貧困
  • 保育所問題(何かしら持病がある小児の受け入れ拒否)
  • ネグレクト(育児放棄)
  • 生活保護(シンママの場合、マトモに働くより生保の方が生活が遙かに楽)
  • 子供の将来(基本的に生活保護家庭の子供は大学に進学不可)

このような問題を孕んだストーリーとなっている。しかも最新刊だけで!(笑)
これだけ列挙すると、現代の日本の病巣をそのまま扱ったような、非常に暗く重厚な漫画を想像してしまうが、それがたくみん先生@kaerunba49)の手にかかると、誰もが引き込まれる一流のエンターテイメント作品になってしまう。本当に恐ろしいマンガ家だ(笑)。

おわりに

結婚は、今にして思うと、重要なライフ・イベントである。結婚して子供を産み育て、次世代にバトンを繋ぐのは、本当に重要だと思う。
私の場合はほぼ仕事一辺倒でやって来て、親の介護も含めて無理に仕事して来たし、無理に仕事をしながら大学入学にチャレンジし、卒業までした。無理矢理結婚もしたし、無理にマイホームも持った。無理を通せば、道理が引っ込んだのだ。だが、私は離婚して以降、その代償を今でも返済している。全てが、破綻したからだ。まぁ、私の場合は普通に学校を卒業して社会人になったワケではないので、人一倍苦労しなればならないのは承知していた。しかし、普通に人生を歩んでいる人ですら、マトモに就職が出来なかったり、結婚が出来なかったのだ。そういった世代と、私は同世代でもある。
仕事を人一倍一生懸命頑張らないと、普通の生活(まぁ定義は難しいが)が出来ず、そうしている間に婚期を逃してしまう、というテーマは、それほど目新しくない。しかし、『黒田芽衣子~婚渇女子~』ではそれを女性視点(むしろ女性の職場での女性視点で)マンガ化し、そのドロドロ具合も含んでリアルな作品として成立している希有な作品だし、これほど大人の男女が読みたくなるマンガも少ないだろう。ある意味、日本の結婚できない男女の閉塞感を見事に表現している、と言える。
ちなみに関連する内容として、晩婚に関しての記事とキャリア女性の婚活について、参照にまとめておく。

参照



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MZ-2000PC-6601SRをこよなく愛する現役のSEにしてガチな松本零士ヲタク。14歳で『人間失格』の洗礼を受けたダザイストで18歳から毎年桜桃忌に参加する太宰治真理教信者変態太宰治検定のスタッフだったりもする。愛車はトヨタJZX100マークⅡ2.5 グランデ レガリアとカワサキZX-4

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