Quoraに見るネット集合知とセルフブランディングの可能性

Quoraに見るネット集合知とセルフブランディングの可能性

皆さんは「Quora(クオーラ)」というQ&Aサイトをご存知だろうか。2010年に米国で誕生し、日本では2017年頃からサービスを開始しているようだ。
私は仕事柄ネット検索をしまくるし、今こうして書いている駄文ですら、裏取りや外部リンクを埋め込むのにもネットで検索をしまくる。
よって、昨年ぐらいから検索でヒットするQuoraの回答投稿を何度か見ていたため、Quoraの存在は知っていた。
最初はQ&Aサイトの割に回答内容のレベルが高いのに驚いたし、外国人の質問や回答が日本語訳で普通に読めるのも、「単なるQ&Aサイトとしては変というより異常だ」とも思っていた。
そこで、2~3ヶ月ぐらい前に気分転換を兼ねてQuoraでアカウントを作成し、ちょいちょい覗くようになった。
中には下らないと思う質問もあったが、たいがいはマトモな質問と、それに対するレベルと質とユーモアセンスの高い回答ばかりだ。
正直言うと、mixiが会員数100万人になる前からやっており、FacebookやTwitterも10年以上やっているが、超絶ウンザリしている。
mixiは運営をしくじったからちょっと別だが、FacebookやTwitterでは毎日毎日、同じような人が同じようなことを放言してるし、Twitterだと論争というよりも、罵り合いの子供のケンカが繰り広げられている。
確かにSNSで知らないニュースを知ったり、知り合いと冗談を言い合ったり、未知の人と出会うのは楽しい。そういった部分まで否定しようとは思わないが、だからこそ気分転換程度に利用するのが正しいのではないか、と思う。

上記ツイートは私の考えで、いくらTwitterでツイートがバズろうが、フォロワーが何万人いようが、単に「共感を得ているだけ」でしかない。
自己承認欲求が強く、自己承認が欲しくて欲しくてタマラナイのであれば、好きなだけやってツイ廃になれば良いと思う。
知性を置き去りにしたSNSでの活動ほど人生と時間の浪費はない、と私は思うので。
だったらQuoraで興味のある質問とその回答を読んでいた方が遥かに面白いし、思わぬトリビアや知識に出会え、勉強になるだけまだ有意義だ。

先日、とある質問に回答したら、思わぬ反響があった。
閲覧数が9,000回を超えるのはQuoraでは珍しいことではないと思うが、回答に追記する形で本サイト記事のリンクを書いておいたところ、分かりやすいほど本サイトのアクセスが増えたのだ。

図は09月01日23時頃のGoogle AdSenseの一部だが、Quoraで紹介した記事本物のプログラマはPascalを使わない」のアクセスがブッチ切りで多い
同じくQuoraで紹介した記事【解説】本物のプログラマはPascalを使わない」も、他の記事に比べれば十分にアクセスが多い。
Quoraの影響パネェな!

ともあれ、質問に対する回答がマッチし、自サイトの関連がある記事へ自然に誘導が可能で、結果として閲覧数と高評価を得ると、これほど短時間の内に成果として表れるのか、と驚いてしまった。
そうは言っても、自サイトへ誘導したいがために回答を書くのは本末転倒だし、そんなミエミエのことをすれば、たちまちQuoraにおける自分の信用とフォロワーを失うことになる。
Quoraは日本でのサービスとしてはまだ日が浅いが、健全なコミュニティとして運営されているように思う。それにQ&Aという分かりやすい体裁ながら、ネットの上質な集合知として、今後はもっともっと注目とシェアを獲得するだろう
Quoraに積極的に参加して自分が分からない(もしくは知り得ない)質問を発し、他の質問について回答することにより、Quora内だけではない、セルフブランディングも可能だろうと実感した。

そんな一日だった。(´ー`)y-~~oO

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