モバイルバッテリーにもなる完全ワイヤレスイヤホンが最高にイケてる理由

私は元々、それほど音楽に興味・関心がある方ではない。
とは言っても、若い頃はアコースティックギターの音色とフォークソングが持つ独特の世界観が好きで、大枚はたいてモーリスのアコースティックギターを買ったことはある。仕事が忙しくて弾く時間もないし、ちっとも上達しないので、割と早めに挫折したが。
我々の世代だと、やはりラジカセウォークマンが音楽を聴くデフォルトの環境であったから、それで物足りない人はミニコンポや、マニアはステレオに凝ったものだ。
今はネットで楽曲を買ってダウンロードするか、SpotifyAmazon Musicといったサブスク音楽サービスか、持ってるCDをMP3形式に変換するかして、スマホで音楽を聴くのが普通だと思う(私は持ってるCDをMP3形式に変換してスマホで聴いている)。
そこで、ネックバンド型Bluetoothイヤホンが断線したのをキッカケに新調してみたので、レビュー記事を書いてみたい。

ネックバンド型イヤホンの思わぬ落とし穴

以前からBluetoothイヤホンをアレコレ使って来たものの、それほど納得が出来る製品はなく、連続再生時間と充電がネックだった。

そこで3年近く前に、図のJVCケンウッド製のイヤホンを購入した。
どうもアップルのAirPodsのような完全ワイヤレスイヤホンは、「小さくて失くしそう」とか、「片方だけ失くしたらシャレにならん」と思っていた。

これは連続14時間も使える上に、充電もmicro USB Type-Bなので、持っている充電器やUSBケーブルがそのまま使える。
音質も良く、まず普段使う分にはイヤホンの充電が切れることはない。おまけに通話も出来るので、音楽を聴いている時に電話がかかってきても、そのまますぐに応対が可能だ。
使いやすい上にイヤホン性能も良く、かなりお気に入りで「やっと満足するイヤホンを手に入れた」と思っていた。
ところが、スマホを新しいモノに交換すると、Bluetooth規格が違う(イヤホン側が古い)のか、段々と不満が募るようになった。

  1. 一番最初にスマホとペアリングするのが大変(一度ペアリングが出来れば、次以降はペアリングするようにはなる)
  2. 電源ONからのペアリングに時間がかかる
  3. どんなにスマホやイヤホンを設定しても音量が小さく、以前(スマホ交換前)に比べて音質が良くない
  4. 音飛びがするようになり、使用に堪えない場合がある
  5. ネックバンドからイヤホン部分のケーブルが断線する(断線した)

今でもこの製品や、その新しいモデルも購入可能なので、Bluetoothの規格部分は修正(改良)が加えられている可能性はある。
しかし、私が買って持っているイヤホンでは、上記5.を除く理由は「しょうがない」と諦めるしかない。そもそも私は、それほどイヤホンを使うほどではないからだ。しかし、イヤホンのケーブルが断線してしまった以上、新しいモノに買い換えるしかない。

モバイルバッテリーにもなるイヤホンとは?

結局のところ、アップルのAirPodsのような「完全ワイヤレス」でなければ、イヤホンという製品特性上、ケーブルの断線はネックになるし、覚悟しなければならない
そこで、完全ワイヤレスのカナル型のイヤホンで、充電ケースがモバイルバッテリーにも使えるような製品を探してみた。
実際に購入したイヤホンのスペックは、次の通りだ。

  • 第3世代Bluetooth5.0+EDR(Enhanced Data Rate/障害物無しで2Mbpsの転送速度・40m転送距離)
  • HiFi高音質かつSBC/AAC/CVCノイズキャンセル対応のHD通話
  • IPX7完全防水
  • 満充電で約7時間単独使用可能
  • 自動ペアリングで超絶便利
  • イヤホンのタッチ操作で選曲・再生/一時中止・音量・Siri利用・電源ON/OFF可能
  • 8,000mAhの超大容量充電ケース(モバイルバッテリーとして利用可能)

スマホ側でBluetoothをオンにしておき、充電ケースからイヤホンを取り出して耳に差し込んだタイミングで「Connected」と聞こえるので、スマホとのペアリングの煩わしさがないのは、非常に良い。
私はAndroidスマホなのでSiriはどうでも良いが、イヤホンのスペックとしても十分なほか、充電ケースが8,000mAhのモバイルバッテリーとして利用可能なのがポイントだ。
完全ワイヤレスのイヤホンなので、使わない時は充電ケースにイヤホンを保存するが(だから、充電ケースを忘れない限り紛失の心配がない)、その充電ケースがモバイルバッテリーとしても使えるのは、超絶メリットでしかない。
ちなみに、去年買ったモバイルバッテリーとしても使えるハンディウォーマーは、モバイルバッテリーとしてのスペックが7,800mAhなので、8,000mAhのモバイルバッテリーとして使える上にコンパクトな充電ケースのスペックは、かなり魅力的だ。

購入して2ヶ月ほど使っているが、イヤホンが満充電で7時間も使える点も素晴らしいし、試しに電話で通話してみたが、違和感がないレベルで通話が可能だった。
音質と音量レベルも、この価格帯のイヤホンとしては、十分過ぎるほど良い。
ちなみに、充電ケースでイヤホンを充電してる様子をプルプルしながらスマホで動画撮影したので、良かったら観ていってくれ(笑)。

使ってみて分かったこと

スペック的に良いのは分かるが、実際に「どーなんよ?」なのが、一番知りたいのではなかろうか。
実際に、このイヤホンは性能と値段からしてベストバイなんだが、次の問題がある。

  • タッチが敏感過ぎるので、ちょっと触れたぐらいで音楽が一時停止する
  • 電源がオフになった場合、左右ともに電源を入れる必要がある
  • 安定の中華製

イヤホン形状からして、耳から脱落するようなことはない。フィット感は人によると思うが、通常は問題ないハズだ。ただ、イヤホンのタッチ部分がかなり敏感なので、ちょっとでも触れると、曲が一時停止してしまうのはちょっとな、と思う。
また、イヤホンを使っていて、何かのタイミングでイヤホンの電源をオフにする場合、イヤホンを長押しで電源が切れるのはいいが、そこからイヤホンの電源をオンにする場合、左右のイヤホンを長押しして電源をオンにする(つまり、いっぺんに電源をオンにすることが出来ない)のは、ちょっとイマイチだと思う。大した問題ではないが、やはりこの部分だけ左右別なんかよ?ってのは、日本人としてはクオリティが低いと思わざるを得ない。電源をオンにするとすぐに「Connected」と聞こえるので、そんなに不満ではないが。
そして最後に、「やっぱ中華製かよ」な面だ。今のところ何も問題はないが、長期的に使えるかどうかが心配になるのは、どうしてもマイナスだと思う。
今のところモバイルバッテリーとして使っていないので、スマホの電源がピンチの時にどうなのか?は、まだ分からない。スペックを信じるなら使えそうだが、果たしてそれだけのモノなのかは、疑心暗鬼なところがある。中華製なのは、それだけ不安なのだ。

バイクに乗りながら使いたいんじゃー!

バイク乗りなら、好きな音楽を聴きながらスマホナビの音声を聞きつつ、ツーリング仲間と楽しく会話しながらバイクを楽しみたいと思うだろう。
ソロツーリングでも、タンデムしている後ろの同乗者とストレスなく会話したいというのも、これもバイクの楽しみになる。
従来では、高価なインカムを購入し、ヘルメットに仕込む等の煩わしさがあった。それがたかだか5,000円程度の完全ワイヤレスイヤホンで実現出来てしまうのは、魅力以外の何物でもない。それでいて、専用インカムと違って普段使いのイヤホンなのだから、世の中便利になったものだ
私は使わないが、例えばLINEで通話状態にしておけば、ツーリング仲間とも、タンデム同乗者とも、音楽やナビの音声を聴きながら通話が可能なのである。私の場合はまだ試してはいないが、Discordを活用することで、音楽をシェアしながら会話が可能だ。
とは言え、カナル型イヤホンで音楽を聴きながら運転するというのは、それなりに危険ではあるし、万人にはオススメ出来ない面もある。また、「道交法違反で切符を切られるじゃねーの?」といった不安もあることだろう。
実際問題、イヤホンをしながら音楽を聴いていて、バイク(自転車を含む)を運転していた場合、道路交通法違反にはならない。だが、各都道府県が定める条例違反に問われることはある。この辺については大変グレーな問題ではあるが、次のサイトが参考になるだろう。都道府県別に条例が定めている規制が分かるからだ。

上記サイトを参照してみると、「大音量」だとか「周囲の音が聞こえない」等、これは運転者本人の主観によるものなので、第三者の警察官がそれを認定するのは(極論を言えば)不当でしかない。明確に「~デシベル」といった基準がないからだ。
なので、この「イヤホンをしながら運転」は大変グレーな問題としか言いようがないが、そもそもバイクは五感で感じる乗り物であるし、車と違って大変デリケートな乗り物でもある。その中で聴覚を奪うようなイヤホンをしながらの運転は、ある意味大変危険ではある。特にカナル型イヤホンは周囲の音が聞こえにくい代物なので、この辺はライダーの自覚が問われる問題でもあるだろう。
私としては、「ご利用と音量には注意してね?」としか言えない。カーステレオを聴きながら車を運転するのとは、全然違うからだ。
しかし、連続7時間使えるこのイヤホンなら、ツーリング等でも何ら問題なく使えるスペックだから、本当に素晴らしいとしか言えない。

おわりに

つくづく思うのだが、日本は「観光立国」などという、他人や他国の財布をアテにするようなバカな政策は、すぐさま唾棄すべきだと思う。
日本には誇るべき技術力と、またそれを支える優秀な中小企業と、優れた職人が一杯いる。日本が世界第2位の経済大国(現在は支那に巻き返されて第3位に甘んじているが)にまで成長したじゃないか。
敗戦の汚辱にまみれ、国土は焦土化されながらも、短期間にここまで世界を席巻したのは、決して「観光立国」であったからではない。バカにするな!
・・・とは言え、このようなスペックで「欲しい」と思う国産の製品が無いのは、本当に悔しい。日本なら、もっともっと良い製品を安価に製造して販売が出来るハズだ。それを思うと、「なんだ、中華製かよ」と思いながら、生活必需品に至るまで、商品を購入する必要はない。本当にバカな話だと思う。
ハッキリ言えば、支那は敵国だ。その敵国の商品を(私も含むが)嬉々として買わねばならんのは、何たる屈辱だろうか。悔しいが、こういった製品から日本と日本人は学ばねばならない。それが現状では、「日本を取り戻す」ひとつの方法である。

 



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