令和最初の終戦記念日

今年の終戦記念日に関しては、「令和元年の今だからこそ読みたい【開戦の詔書】全文・現代語訳」を書き、先月から関係する蔵書を読みつつ、当時の日本に思いを寄せていた。
台風10号が九州・西日本に上陸して猛威を振るっている状況で、関東に直撃はしないものの、当日の天候が少し心配になってはいた。それに(去年ほどではないにしろ)連日の猛暑も考えておかなければならない。実は、当日午後から救う会埼玉の街頭署名活動に参加する予定でいたからである。

※2019/08/17追記
記録として残すなら、当日私が街頭署名活動の休憩時に貰ったフライヤーを掲載しようと思ったので、その部分を追記した

靖國神社へ参拝

JR市ヶ谷駅から歩いて靖國神社に到着したのは、お昼過ぎ頃だった。厚い雲が強い日差しを遮っていたが、変な天気で蒸し暑い。手水を使い、参道に並ぼうとしていたら、どこからかラッパの音がする。どうやら旧陸軍の進軍ラッパのようなので、音のする方へ近付いて行ったら、旧海軍の水兵服で進軍ラッパを吹く人を先頭に、6人ほどの旧陸軍の軍服を着て手にカービン銃のモデルガンや、旭日旗を持った人達が行進しているではないか。
これは!?と思って後を付いて行くと、行進は第二鳥居を出て、先頭から2番目の隊長らしい人の怒号で「回れー右!皇居に向かって遥拝!捧げー!筒!」おお!?Σ(°Д°)

急いで回り込んですぐにスマホのカメラを向けたが、この写真を撮るのが精一杯で、動画撮影が出来たらどんなに良かっただろうと思う。うまく表現出来ないが、見る者の心を圧倒する光景だった。
その後が気になるものの「良いものを見た (*´∀`*) 」と思い、すぐに参道へ引き返した。

参道には老若男女関係なく、大勢の日本人が参拝しようと集まっており、1時間ほど列に並んで参拝することが出来た。やはり、終戦記念日にこの参道から二礼二拍手一礼をするまでの時間は、大東亜戦争の意義を考え、散華された英霊に感謝し、思いを新たにする時間なのだろうと思う。
実は正午に昇殿参拝する、ある保守系団体からお誘いもあったのだが、私などより相応しい人がいくらでもいるだろうから、嬉しいがお誘いには乗らなかった。

参拝後は遊就館近くの喫煙所に寄り、お約束の「水分補給」を(笑)。
腕時計を見ると、とっくに13時を回っている。すぐに竹本代表に電話するも、つながらない。恐らくすでに街頭署名活動が始まっていて、電話に出るどころではないのだろう。
最初の1本目は一気に喉の乾きを癒やし、2本目は味わって呑んだが、ゆっくりはしていられない。2本目のタバコを吸い終わると、九段下交差点を目指して歩き出した。

街頭署名活動に参加

第一鳥居を出て、田安門交差点から九段下交差点までの歩道は、あらゆる団体が靖國神社に向かう人、靖國神社から帰る人にフライヤーや冊子等を手渡し、署名を求める場として活動を展開している。
行き交う人や、活動している人の喧騒でごった返しているので、どこかな?と思いながら歩いていると、すぐに「憲法改正署名」の活動をしている一団が目に入った。喜んで署名しながら「拉致被害者の街頭署名はこの先ですか?」と聞くと、別の人が「拉致被害者の?ちょっと待って下さい」と言って、すぐに竹本代表を連れて来たので、私も竹本さんもお互いにビックリした。

人員が少ない所をやりますよ」ということで、主に憲法改正のパンフレットを通行人に声をかけながら配布した。

あからさまに無視して通り過ぎる人も多いが、興味を持ってフライヤーやパンフレットを貰いながら歩いている人も多く、私はパンフレットを手渡しながら「ありがとうございます」と必ずお礼を言う。受け取った人はすぐに通り過ぎるが、後ろの方でそれを見ていた人は、高確率でパンフレットを貰ってくれる。立地もさることながら、かなりの枚数を手渡すことが出来た。

途中、水分補給と休憩をとって戻ると、「今日を逃すと意味がなくなるし、大量にあるから」ということで、このフライヤーを配布することに。街頭署名活動が終了したら、本当はこっちのイベントのお手伝いをするつもりでいたのだが、まぁ、それはいいか。
場所柄、保守活動をしている何人かの知人と会ったが、不思議なことにTwitterで良く見るような人とは誰一人会わなかった

街頭活動は16時で撤収となったが、17時まで延長のような話を前から聞いていたので、あと1時間ほどはやるものだと思っていた。が、どうやら天候がヤバいので、延長はしないことになった(撤収後、40分ほどでひどい土砂降りになったようだから、この判断は正しかった)。
すると、「8.15 英霊に感謝し、靖國神社を敬う国民行進」だと思うが、靖國神社へ向かう一隊が通りかかった。天を衝く日章旗が林立している様は壮観で、白地の紅が目に染みる。我々は通り過ぎる一隊に拍手を贈りながら、口々に「お疲れ様です」や「頑張って下さい」等と声をかける。すると、「ありがとうございます」と応えてくれる人や、一隊の中に知人がいたりした。

未だに観てない『夕凪の街 桜の国』

昨年の終戦記念日を「平成最後の終戦記念日」として書いていたので、久しぶりに読んでみたが、なるほど去年はこうだったなぁと思い出した。それと昨年の今頃にこうの史代原作『夕凪の街 桜の国』の実写映画のDVDを購入したものの、結局まだ観ていなかった。

夕凪の街 桜の国 [DVD]

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今年はぜひ、なるべく8月中にDVDを鑑賞しようと思う。
私は小学生の頃に担任が持ってきた「学級文庫」で『はだしのゲン』全巻を読んだクチだが、それはクラスメートに被爆2世がいたので、余計に身近に感じたからでもある。
原爆や原子力発電に関しては、多くの偏見を伴う差別がある。その多くは無知に起因するものだが、未知を学ばず放置していれば無知になる。『夕凪の街 桜の国』は何度読んだか知れないが、それをどう実写映画として表現し得たのか、改めて検証しつつ、74年前の「あの日」と現在とを今一度考えるよすがにしたい。被爆2世の彼がその後どうしているのか、私は知らないままだ。

フライヤー紹介

※2019/08/17追記
街頭署名活動の合間に休憩と水分補給(私は活動している場所で休憩したり何かを飲食するのをダメだと思っているので、休憩するために仲間に声をかけてその場を離脱した)で署名したりフライヤーを貰った。こちらも「フライヤーを配布して署名を呼びかける側」なので、他団体の活動している人の気持ちは痛いほど良く分かる
そこで、全部を紹介するのは無理だが、重要と思われる各団体のフライヤーの表面と裏面をスキャンして画像で紹介する。関係団体がPDFで私に提供してくれれば、ダウンロードページに掲載するのであるが、取り急ぎスキャン画像で紹介しておく。

美しい日本の憲法をつくる国民の会

八重山日報

 

日本ウイグル協会

日本法輪大法学会

おわりに

戦後の日本は、GHQの進駐とその占領政策が続いたとは言え、国として大東亜戦争の総括をしないまま、現在まで来てしまったと思う。そのため、教育にしろ政府のあらゆる政策にしろ、戦後を生きた、もしくは現代を生きる我々日本人にとって、解決しなければならない問題が多々発生したし、発生している。現在問題になっていることを座視して放置すれば、そのツケは次世代が担うことになるし、次世代の日本人がより良い日本で生活するために、現代の我々はひとつでも多くの問題を解決する責任があるだろう。
日本における全部の問題を解決しようと大それたことは思わないにせよ、例えば北朝鮮による日本人拉致事件は、すぐにでも解決しなければならない問題だと言える。拉致された人達も、その家族も高齢になっているのもそうだが、知らないところで未だに拉致事件が発生している可能性だってある。こんな日本の主権と人権を脅かす問題を、放置しておいて済むハズがない。北朝鮮による日本人拉致事件は、戦後超高度経済成長を果たした日本の闇であると、私には思われる。

 

 

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