コロナ禍での終戦記念日

今年の1月中旬以降からずっと支那発の新型コロナウイルスのせいで世界中が混乱し、第二波がいつ来るとも分からないまま、8月になってようやく梅雨明けかと思ったら、今度は異常な暑さに襲われている。
個人的には今年4月頃から少しずつ調査していた、PukiWiki用のドラッグ&ドロップアップロード対応attachプラグインの開発とテストがようやく完了し、14日に本サイトとGitHubで公開したばかりだ。本来なら当該プラグインの導入記事をサッサと書いて公開すべきだが、靖國神社へ参拝したので、その様子を書いて置こうと思う。

新型コロナの影響

冒頭からも述べている通り、今年はずっとコロナ禍で社会も経済も混乱している。恐らく今年一杯では収束しないだろうと個人的に思うが、来年もコロナ禍から脱せられないようであれば、予想も出来ないほどの惨禍になるだろう。
ともあれ、新型コロナは靖國神社にも影響を与えている。

  • みたままつり(7月13~16日)中止
  • 団体による昇殿参拝中止(自粛)
  • 北朝鮮による拉致被害者街頭署名活動中止等

個人的には前述のPukiWiki用プラグイン開発で、とてもじゃないが「みたままつり」に行ける余裕は無かったが、中止になったのは(仕方がないにせよ)残念だ。
また、終戦記念日靖國神社の第一鳥居を出た、田安門交差点から九段下交差点までの歩道では、あらゆる団体が靖國神社に向かう人、靖國神社から帰る人にフライヤーや冊子等を手渡し、または署名を求める場として活動を展開するが、ほとんどの団体は靖國神社側の意向を汲んで活動中止を宣言していたようだ。
終戦記念日は街頭での活動以外にも、靖國神社周辺ではあらゆる団体が様々な講演会や勉強会といったイベントを開催するが、今年はそういう話もとんと聞かない。それだけオンラインイベントが根付いたとは思えないが、オンライン以外でのイベントは自粛・中止ムードなのはある。
それに「今年の終戦記念日は靖國神社に参拝しない」と言う知人もおり、終戦記念日靖國神社を知っている人からすれば、新型コロナの感染リスクが高いのは火を見るより明らかだ。それに連日の異常な酷暑で、しかもマスクをして参拝することを考えれば、自宅でライブ配信を視聴する方が賢明だろう。

コロナ禍で散々な状況ではあるが、終戦記念日靖國神社に参拝しないと、私の夏は終わらない。それに、都内では毎日300人から新型コロナの感染者が出ており、「ひょっとすると例年になく靖國神社が空いているカモ?」と思った。それであればなおのこと、「御英霊に寂しい思いをさせてはならん!」と思ってしまう。
自分でも損な性格だとは思うが、靖國神社に参拝することにしたのである。

靖國神社へ参拝

靖國神社に着いたのは昼の12時前だが、すでに天に召されるレベルで激しく暑い
それに、例年と変わらないほど人で一杯ぢゃん!? (;´Д`)

見ての通り駐車場出口から第二鳥居と、その反対側を写したのだが、マスクをしている人だらけなのを除けば、例年と変わらない光景だ。
スマホで写真を撮ろうと思ったら、スマホが激しく熱い上に、カメラが全然起動しない。仕方がないので持参のコンデジを取り出したが、アフォなほど暑いせいなのか、最初は電源を入れても起動しなかった。
とりあえず手水舎で手と口を清めて参拝の最後列に並んでみたが、救急車が出たり入ったりしている。参拝者には高齢の方や、持病や障害を持っている人もいるからなぁ、と思って見ていたら、消防の制服を来た人が数人でストレッチャーを運んで来た。強い陽射しに灼かれつつ、吹き出す汗を拭いながら見ていると、30歳前後の男性がストレッチャーに寝かされ、そのまま消防の人達とストレッチャーごとどこかに移動して消えた。救急車じゃ間に合わなかったのかな?
参拝の列は後ろに伸びるものの、第二鳥居の前に道路があるから、余計に進まない。それでも40分ほどガマンして並んでいたが、あまりの陽射しで頭痛が痛くなり、マスクのせいなのか、汗の拭き過ぎなのか、顔の感覚が変になって来た。イカン!このままではジューシーに焼き上がっちまう!
あとちょっとで道路を渡って第二鳥居側に行けるのだが、その前に私が逝ってしまうため、参拝の列から離脱し、駐車場側の売店でかき氷(レモン)を買ってそのまま店の奥へ避難した。
頭痛なのにかき氷で頭がキーンとする地獄を味わいながら、とりあえずは一息つけた。それに奥のテーブルのイスが空いたので、やっと腰掛けることも出来た。かき氷で地獄を味わい続けるのはイヤだが、キンキンに冷たいモノは欲しい。そこでソフトクリーム(バニラ)を買って食べ、ようやく身体が冷却された気がする。

まさか参拝する前にお約束の「水分補給」をするとは思わなかったが、スマホが本格的に死亡するとも思わなかったΣ(・ω・ノ)ノ
前から発熱がハンパなく、充電もすぐ減る上に動作が重いので、「そろそろ寿命か?」と思ってはいたが、この殺人的な気温のせいなのかバッテリーが膨張し、背面カバーが浮いてやがる。ブブッブブッと不定期に謎のバイブレーションはするが、液晶は何も映らず、電源も落とせない。まるでスマホが死の断末魔をバイブで伝えているかのようだ。
腕時計を見ると、まだ13時半にもなっていない。仮にこのまま特に涼しくもない売店で粘れたとしても、限度はある。かと言ってこのまま再度参拝の列に加われば、スマホの次に死ぬのは確実に自分だ。ならば、ドコモショップで「ケータイ補償サービス」の手続きをし、代替機を借りよう。そうこうする内に陽も傾くだろうし、参拝の列も今よりは短くなっているに違いない。確か、市ヶ谷駅の方にドコモショップがあったハズだ。ともかく、クーラーの効いた涼しい場所に行きたい

路上活動はどうなっているのか?

ハッキリとドコモショップの場所を知っているワケではないが、まだ時間的に余裕はあるだろう。田安門交差点から九段下交差点までの路上活動はどんな感じなのだろうか。
市ヶ谷駅とは逆方向だが、ちょっと見てみようと思った。道すがら、ひょっとしたら知人に会うかも知れない。

田安門交差点からすぐの場所だが、例年になく閑散としている。
見ると「日本よ、永遠なれ!」と書いたノボリがあり、何かを配布しているようだ。そのノボリには「大和魂の誌 無料配布中」ともある。一部いただいてみた。

この『生命之光』というのが「大和魂の誌」のようだが、何のことはない。キリスト教系の宗教団体だ。よっぽど途中で捨てようかと思ったが、ネタにすべく持ち帰った。

その先をちょっと進み、引きで写真を撮ってみたが、この場所は去年、北朝鮮による拉致被害者の街頭署名をやっていた場所だ。何かを配っている人が2~3人ほどいるが、非常に場所が良いのに人通りは多くなく、活動している団体や人も少ない。見ていると何かを配っている人が近寄って配布物を差し出したので、反射的に受け取った。

見てみると顕正新聞だ。キリスト教系宗教団体のすぐ次が仏教系宗教団体とは、カオスにも程がある
積極的に保守活動をし、終戦記念日靖國神社周辺に信者を動員して紛らわしい冊子を配りまくる「幸福の科学」は、キリスト教系でも仏教系でもない新興宗教団体だが、靖國神社側の意向を汲んでいるのだろう。一切見かけなかった。逆に、顕正会や名が知られていないキリスト教系宗教団体の信者は、派手ではないがお構いなしに活動をしているようだ。
ここまで来たからには、もうちょっと先の方も見てみようとは思ったが、とにかくクソ暑いのと、持参している飲み物を全部飲み切ってしまったため、市ヶ谷駅方面に引き返した。

再び靖國神社へ参拝

普段から絶望的に運動不足な上に、ここ4ヶ月ほどはロクロク散歩にすら出ていない。無論、直射日光を浴びるようなことは一切していないし、ほぼ空調の効いた部屋でしか仕事や作業をして来ない人生だったので、この殺人的な陽射しと気温の中をいきなり歩き回れば、すぐにヘタバルに決まっている。
休み休みフラフラになりながら市ヶ谷駅方向へ歩いたが、お盆なので休業しているお店が多い。その中で一軒、営業しているお店があったので入り、店員さんに「市ヶ谷駅の方にドコモショップありますよね?」と聞いてみた。靖國神社周辺を警備している警官はヨソから動員されて来ている人ばかりなので、市ヶ谷駅周辺のことを聞いても分かる人はいないのだ。それに目指す「ドコモショップが確実にある」という、確証がまず欲しい
すると店員さん曰く、「前は市ヶ谷駅の近くにあったんですけどね、今はもうなくなっちゃいました」ってマヂか!?Σ( ̄□ ̄;
親切な店員さんで、「この辺で一番近いのは飯田橋のドコモショップだと思います」とのこと。だがスマホが死亡しているので、飯田橋のドコモショップの場所がワカラン。お礼を述べて店を出ると、なんとかタクシーを拾って飯田橋のドコモショップへ。

コロナ禍のせいでドコモショップでは基本的に予約がないとダメで、私の場合は理由が理由なので予約無しで受け付けてくれたが、それでも「予約が詰まっているので、1時間はお待ちいただきます」とのこと。ヒマなのでコンデジでスマホの写真を撮ってみたが、まさかコレで「修理に出しますか?」とは聞かないよね?レベルに壊れてる。
バッチリ1時間ちょっと待たされてから案内されたが、私個人はドコモユーザ歴24年目なので、対応してくれる若いショップの人よりドコモ歴は長い。なので最短の会話だけで手続きは完了するし、必要ならショップの人に指示を出すレベルだったりする。

結局、ドコモショップで必要な手続きをし、代替機を借りて靖國神社に戻ったのは16時前頃だった。案の定、陽は傾き、参拝の列はぐっと短くなっている。
参拝の最後尾に並んだが、やはり列は中々進まず、昼間は直射日光で灼かれたが、今度は強烈な西陽に灼かれ、やっぱり汗が吹き出て再び死にそうになった(ダメじゃん)。
神門を過ぎると「ソーシャルディスタンス」ということで、前の人と距離を保つ必要がある。だから参拝の列が中々進まないのか!と理解したが、今まで1時間近くも詰めて並んでたのに、ここからソーシャルディスタンスをする意味ってあるのか?と疑問に思う。が、もう余計なことを考えられるような余裕はスッカリ喪失しているし、コンデジを構えて写真を撮る余裕もない。本当は、例年のように中門鳥居をくぐってから数枚写真を撮るのだが、この無駄なソーシャルディスタンス状態では、写真を撮る気力が残っているか疑問だったので、こんな写真となった。

おわりに

なんとか気力だけで参拝を終え、這うように帰宅したが、靖國神社の参拝がこんなにキツかったことは今までになかった。いくらなんでも、今年の酷暑は異常過ぎる。しかもマスク装着では、場所が場所だけに、気楽に英霊に会いに逝けてしまう(そして二度と現世に戻っては来れない)。
それと、田安門交差点から九段下交差点までの路上活動について、チラッと見た程度だが、明らかに例年より人通りが少ない印象だ。靖國神社の駐車場のキャパはそんなに大きくないから、市ヶ谷駅から靖國神社の駐車場までは、駐車場待ちの車のせいで毎年渋滞するが、今年はコロナ禍で感染を心配した人が、連日の酷暑もあって電車を使わず車を使ったのでは?と思わなくもない。お陰でタクシーを拾って飯田橋のドコモショップに向かうのでも、駐車場待ちの激しい渋滞のせいで難儀することになった。
また、ケータイを持つのが当たり前で、スマホじゃない人の方が珍しくなった昨今、社会や人はスマホに依存し過ぎている、とも言える。今や公衆電話を探す方が大変だし、タクシーに乗ったら乗ったで、

私「飯田橋のドコモショップまで」
運「このナビに出ないので、場所教えて貰えますか」
私「いや、場所知らないからタクシーに乗ったんだけど」
運「なら、スマホで調べて貰えませんか

最近のタクシーでは、車載ナビに出ない場所は客に聞き、客が知らなければ客が自分のスマホで調べる必要があるようだ。

昨今の気候は異常だが、戦後75年を経た昨今の日本人もまた、コロナ禍と相まって異常なのではないだろうか

 

 


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