一人暮らしで体調不良になり、近くに誰も頼る人がいないというのは「詰んだ」ようなもので、どうにもならない。
私も年末から年始にかけて「詰んだ」ため、実際に利用したサービスを紹介したいと思う。
デリバリーサービス（ローソン）
外出して買い物が出来ないぐらいの体調だと、困るのが食料と水分補給だ。
ローソンは次のデリバリーサービスに対応しているので、利用しない手はない。
- Uber Eats
- Wolt
- menu
- 出前館
面倒でも自宅周辺のローソンが上記デリバリーサービスに対応しているかを調べ、短時間かつ安い料金で商品が買えるか、配達料はどうなのか？を吟味したいところだ。
自力で買い物すら出来ない状態で調べたりサービスを吟味するのは難しいので、そういう場合はUber Eatsが比較的多くの店舗に対応しているようだ（地域にもよるとは思うが）。
実際の注文は上記デリバリーサービスのスマホアプリから行うので、使い慣れたサービスを利用するのでも良いだろう。
サービスの概要は次のページで説明しているので、ぜひ参照して欲しい。
しかし、次の問題はある。
- 実店舗で買うより商品が割高
- 配達料が別途かかる
- 店舗によっては1リッター以上の飲み物（ポカリスエット等）が売っていない
上記は問題というよりは、当然の話ではあるが、スポーツ系飲料は2リッターペットボトルが欲しいところだ。
私は大晦日に自宅で一人死にそうになっていて、23:00頃Uber Eatsの配達が届いた時は「助かった！」と心底思った（少ないが購入金額の10％をチップにした）。
とりあえず注文したポカリスエットをガブ飲みし、年越しそばで一命をつないだのである。
アスクドクターズ
風邪ぐらいなら自分でも判断できるが、それ以外の症状だと「何の病気なんだろう？」「救急車を呼んだ方がいいのかな？」と不安にもなる。
アスクドクターズは24時間365日ネットで医師に相談が出来るサービスで、同じような症状のQ&A検索も可能だ。
月額330円（税込）の有料サービスだが、相談から最短5分で医師から回答が貰えるので、不安な人は利用すると良いだろう。
しかし、次の問題はある。
- 月額プラン（お試しプラン）だと月に1回しか相談が出来ない
- 専門外の医師が回答する場合がある
- 回答内容が頑張ってググれば出てくるような内容だったりする
かかりつけ病院の担当医師ではないし、金額も安いため、参考程度に利用すべきだとは思う。
私の場合は投稿から1時間以上経って、ようやく来た回答が麻酔科医だったので「なんだそりゃ！？」とは思った（麻酔科医をdisる意図はない）。
ジャストアンサー（24時間オンライン医療相談）
ジャストアンサーは、弁護士や医師、獣医や整備士といったあらゆる分野（とは言い過ぎか？）の専門家に相談が出来るサービスで、紹介するのは24時間365日ネットで医師に相談が出来るサービスだ。
アスクドクターズと違うのは、チャットでリアルタイムにやり取りが出来る点で、まず最初に医師のアシスタントとチャットし、年齢・性別・症状・服用中の薬等をテキストで入力する。
すると、専門医に引き継いですぐに対応して貰えるのだ。
月額4,500円（税込・3日間のトライアル期間は500円）なので、初回のトライアル期間で試して、合わないと思ったら即解約すれば良いだろう。
妊婦や病気がちな人なら出せない金額ではないだろうし、いつでも相談し放題なことを考えれば、むしろ安いくらいだ。ただ、年金で暮らす老人には厳しい値段設定かも知れない。
パソコンやスマホで文字を打ってチャットをするのが苦でなければ、オススメのサービスだと思う。
その他
ネットで医師に相談する時間がない、または出来ない場合は、住んでいる地域の救急相談センターに電話して救急車を呼ぶべきかどうか、相談してみるのも手だ。
一都三県の救急相談センターは次の通り。
- 東京消防庁救急相談センター（#7119 または 23区：03-3212-2323／多摩地区：042-521-2323）
- 埼玉県救急電話相談（#7119 または 048-824-4199）
- 救急安心電話相談について／千葉県（#7009 または 03-6735-8305）
- 救急医療・相談 – 神奈川県（#7119 または 045-232-7119）
一都三県以外に住んでいる場合は、Googleで「救急相談センター ◯◯」（◯◯は都道府県名）と検索すれば出てくるので利用して欲しい。
ちなみに電話での会話がツライ場合は、東京版だが次の救急受診ガイドが役に立つ。
上記ページの質問に答えていくと、救急車を呼ぶかどうかの判断が出来る。
おわりに
若い頃は気にしていなかったが、年齢を重ねるごとに親しい友人は減っていく。
結婚しても離婚することもあれば、相手に先立たれることもあるし、子供がいてもいつかは別居するだろう。
一部の人は違うかも知れないが、多くの人はいつか「独居老人」になることを覚悟する必要があるだろうと思う。それは戦後の高度経済成長期に促進された、核家族化の時限爆弾のようだ。
ともあれ、一人暮らしで体調不良で動けなくなってしまった時、本稿で紹介したネットのサービスを知っておくと役に立つに違いない。
他にも私が知らないだけで、便利なサービスは沢山あるハズだ。それらをブックマークしておき、イザという時に使えるように準備はしておきたい。
ただ、ブラウザがブックマークだらけになってしまい、イザという時に見つけられないのでは話にならない。
最後に、パソコン・スマホ・タブレットでも無料で使えるTiddlyWikiを利用することをオススメしておく。
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