先日、たまたまローソンストア100で水のウイスキー割り用にロックアイスをまとめ買いしたところ、帰りしなに棚にあった即席専用ラーメン電子レンジ調理器を発見した。
「そんな便利なモノが!?Σ(°Д°)」と思い、会計を済ませたレジに戻って買ってみると、税込で110円だった。安ッ!しかも日本製だと言うのだから、嬉しいじゃあーりませんか。
・・・本当は、TiddlyWikiやPukiWikiのプラグイン開発の記事を書きたいところではあるが、超絶便利で「コレがあればカップ麺は買う必要がない」状態だ。
そのせいで、ここ2日ほど即席ラーメン・そば・うどんばかり作って食べているのため、全世界の即席麺愛好家にお知らせすべく、記事にしようと思ったのである。
さっそく作ってみる!
まずは容器とフタをキッチンでキチンと洗剤で洗っておこう。
作り方は簡単で、パッケージに作り方の説明が書いてある。
そこで、最初はこの即席ラーメンを作ることにした。
やっぱり、サッポロ一番みそラーメンは外せないところだ(笑)。
1. 容器に水またはお湯を入れる
画像では分かりにくいし、実物も分かりにくいが(老眼のせいか?)、容器の内側に「500cc」の目印があるので、今回はそこまで水を入れる。
2. 即席麺と具を入れる
今回はサッポロ一番みそラーメンの麺と、卵を入れてみた。
卵を入れる場合は、画像のように卵がちゃんと水没していないとレンジ内で爆発するので要注意。
パッケージの説明によると「野菜を入れる場合は細かく切って即席麺より先に入れてください」とあるが、カットキャベツやモヤシ(後述)を入れる場合は即席麺を先に入れ、その周囲にカットキャベツやモヤシを入れる方が良いようだ。
即席麺全体がちゃんと水没していないと茹で上がらない部分が出てしまうし、水やお湯を大目に入れて後で余分なお湯を捨てるのも、レンジの設定時間をどうするか試行錯誤が必要な上に、余分なお湯を捨てるのも大変だ。
3. フタをしてレンジにブチ込む
フタをするとこんな感じで、フタにはちゃんと穴が開いているのが分かる。
レンジの設定時間は、サッポロ一番みそラーメンの茹で時間3分+水なので3分を追加した6分に設定する。
画像にある通り、私のレンジは700ワットがデフォ(初期値)なので、この辺はレンジの出力に合わせて微調整する必要がある(が、とりあえず6分でやってみる)。
4. レンジから取り出してスープを混ぜて完成
6分後にレンジから取り出すと、こんな感じ。
即席麺のスープを入れて混ぜ合わせ、ネギを散らすとこんな感じで完成する。
さっそく食べてみると、これが実に丁度よい麺の茹で加減だし、卵はハードボイルドでキレイに茹で上がっている。普通にウマイ!
「もう、カップ麺は買う必要ねーな」と実感した瞬間であった。
具材をどうするか?
具材はお手軽かつ安価で完全食品の卵だけでもいいが、それだけでは飽きるし寂しい限りである。
スーパーやドラッグストア、コンビニ等でも定番のチャーシューやメンマ等は売っているから、それを加えるのでも良いが、コスパが悪い。
ローソンストア100では、そのものズバリで乾物の「ラーメンの具」が売っているが、私が行った店では売り切れていた。
そこで、普通のスーパーやドラッグストアで購入可能で、お手軽な具材をオススメしてみようと思う。
安価かつ手間いらずで野菜を摂ろうと思うなら、カットキャベツやモヤシが良い。地域差は多少あるにせよ、税別でカットキャベツが1袋100円前後だし、モヤシも1袋30円前後だ。
「生野菜は賞味期限がなぁ」とお嘆きのモノグサ同志諸氏には、こんなモノもある。
わけぎ(乾燥ネギ)は好き嫌いがあるかも知れないが、即席そばに揚げ玉なんてのは非常に良い。生卵に揚げ玉で「天玉そば」(あながち間違ってはいない)になるのだから、全国の蕎麦愛好家同志諸氏には特にオススメである。
カットわかめ(乾燥わかめ)もコスパ抜群で、これがあるだけでもかなり違う。
私が推したいのは、この「味噌汁の具」だ。
カットわかめ・高野豆腐・巻麩・わけぎが入っており、別でダシ入りの味噌を買っておけば、お椀で一食分の味噌汁を作る際にも威力を発揮する。
ついでにオススメしておくが、今回の即席専用ラーメン電子レンジ調理器でラーメン等をすぐに作りたい場合や、お椀に一食分の味噌汁を作る際に重宝するのが電気ポットだ。
パナソニック 電気ポット 2.2L 真空断熱 省エネ保温 お好み温度調節 給湯量(2段階+コーヒー用) ベージュ NC...
私は父の代からのパナソニック信者で、ごく一部を除くとパソコンを含めた家電が全部パナソニックだが、それだけでこの商品をオススメするのではない。
先月の下旬に注文し、この時期に梅こんぶ茶やコーンスープを愛飲する私は毎日愛用しているが、性能と金額を考えれば、支那メーカーや国内メーカーでも支那で製造された電気ポットは、とても使えたものではない。
まず「ニオイ」の問題だが、ポット洗浄用の洗剤を使わなくても、水から沸騰させて捨てる作業を最初の3~4回繰り返せば問題がない。
沸騰するのも早く、昔の電気ポットは水蒸気が勢いよく出たものだが、このポットはそれがほぼ無い。設定温度も70・80・90・98℃に設定可能で、ジャーポットだからポット自体に高い保温性があるため、電気もそんなに消費しない。
「あっという間にすぐに沸く」系のポットはそれだけ消費するワット数が高いし、保温性能も怪しい物が多い。
機能と商品価格を絶妙にバランスさせるのは、流石にパナソニックだと思うが、製造はタイなので安心して使っていられる。
どこへ行けば買えるのか?
即席専用ラーメン電子レンジ調理器は、私の場合はローソンストア100で偶然購入したが、恐らくダイソーやキャンドゥといった大手100均ショップに行けば買えるだろう。
ちなみに、近所にローソンストア100や100均ショップが無い場合は、アマゾンでも売ってはいる。
647円(執筆時)とは送料無料にしても実に割高だが、交通費(ガソリン代等も含む)を使ってまで買いに行く手間を考えれば、「手間と時間を買う」つもりで利用するのもアリだろう。
ホームセンターにあっても良さそうな商品だが、税別100円の商品を棚に置いて売るには利幅が薄いだろうから、ホームセンターには無いかも知れない。
ついでに紹介しておくと、こんな商品もある。
ドライベジタブル(乾燥野菜)系はそもそも高いし、ネットだとより割高な商品が多い中で、この商品は(前述した「味噌汁の具」より遥かに高いが)手軽に野菜を即席麺にブチ込むのに丁度良いと思う。
私とは無縁な話だが、最近はソロキャンプとか、登山等のアウトドアが流行っているようですな。
車で行くキャンプでは余り意味がないが、積載量が限られるバイクのソロキャンパーや登山をする人は、こういったドライベジタブルは軽くて容量も小さいから、案外重宝するのでは?とも思う。非常食にもなるしね。
おわりに
香港が返還される前のその昔、香港にある日系企業に開発したシステムの納品と使い方の指導のため、代理店の実質的な社長であるM氏と現地に3日ほど出張したことがある。
航空チケットやホテル等は全部M氏の手配(アゴ・アシ付き)で、出張中はかなり豪勢な”お大尽”接待を受けたが、九龍(クーロン)にある超巨大かつ店名からしてもモノスゴイ「大富豪」という超高級クラブで、生まれて初めてシーバスリーガルを呑んだ。
それはともかく、3日とも「大富豪」店から歩いてすぐのシェラトンホテルの部屋に戻ると一日の業務が終了で、やっと自分の時間になる。そこから呑み足りないのでセブンイレブンに行き、安いサンミゲル・ビールを半ダースと、適当なツマミを買ってホテルの自室で呑み直すのだが、初めてセブンイレブンに行った時はカルチャーショックだった。
深夜なので男性客しかいないのが普通だが、作業服姿や上半身ハダカといった労働者風で比較的に若い人が多く、延々と店内にある電話(国内通話は無料)をしている人や、店内でカップヌードルを食べてる人もいる。当然、現地の人の言葉は一切分からないが、私の言葉は現地の人には一切分からないという始末だ。
レジに並んでいると、前方の客がカップヌードルを購入して蛇口がある所へ移動し、カップヌードルに直接水を入れてレンジにブチ込んだではないか!と、私が会計して店を出る頃には、そのまま店内でそのカップヌードルを食べていた(日本ならお湯が出るポットがあったものだが、こちらには一切なかった)。
当時の私でも、カップ麺に水を入れてレンチンする調理法は知らなくはない。しかし、カップ麺メーカーも推奨していないし、カップの材質によっては熱で変形し、レンジ内が大惨事になる場合がある。
私が驚いたのは、香港の貧富の差の大きさだった。
納品先の日系企業では、現地人以外(経営者や私のような日本人)は全部英語だし、入ったレストランや高級クラブ、宿泊している高級ホテルでも普通に英語が通じる。
ところがセブンイレブンでは、店員すら英語は喋れないとジェスチャーするし、店内の客に声を掛けても同じような反応だった。そしてお弁当や惣菜、サンドイッチ等もあるのに、なんでカップヌードルばかりを買って食べているのか?・・・「圧倒的に安いから」だろう。英会話が可能なのは、中流以上の階層にいる大卒以上の人達だけだと知った(当時、私は高校中退の中卒だった)。
今や支那に返還され、民主化デモが戦争の様相になり、民主活動家が逮捕されている現在の香港がどのようになってしまったのか、私はわずかにネットで知り得る程度でしかない。
私はこの即席専用ラーメン電子レンジ調理器で美味しく即席麺を食べているが、水からレンジでラーメンを作る時、あの香港のセブンイレブンの労働者風あんちゃん達の光景を、ふと思い出したのだった。
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