去年の夏も暑かったが、今年の夏は災害的に暑い。
ちなみに去年の8月の電気代は約18,000円もした。
今年も電気代が高騰しているのもあり、なるべくエアコンのクーラーを利用しないか、せめて設定温度を加減して電気代を節約したい。
そんな意図からポータブル冷風機を購入したので、レビューしてみたい。
※画像はAmazonの当該商品画像から引用
電気代を節約できるか？
購入したポータブル冷風機は次の商品だ。
ポータブル冷風機なので、居室全体の空気を冷やせるほどの能力はない。
それに毎日35℃を超える酷暑日が続いているので、クーラーを利用しない選択肢はありえないだろう。
だが、このポータブル冷風機は使い方によっては効果があることが分かった。
外気温が38℃の日中でも、6畳の居室でクーラーの設定温度を25℃（エアコン性能にもよると思うが）で過ごせている。
クーラーでざっくりと居室を冷やし、ポータブル冷風機を常に自分の近くに置いて使うと、今までクーラーの設定温度を20℃未満（最高で16℃）に設定していた時より快適だ。
また、クーラーがない台所やトイレにも持ち運べるので、単純に便利である。
何よりも、去年に比べると今年の電気代は安く済みそうだ。
どんな商品なのか
USB Type-Cケーブルが付属しており、充電して利用する商品なので、コンセントのない場所でも持ち運んで使うことが可能だ。
室内ではモチロン、バーベキューやキャンプ等のアウトドアでも使えるだろう。
冷風機として利用する場合は、上図のフィルターを水で十分に濡らしてセットし、本体上部から水や氷水を入れて利用する。
加湿機能というのは不思議だが、フィルターを水で濡らさずファンを回し、本体上部に入れた水をミスト噴射するという意味だと思うが、ミストは出て来ない。
UV-C除菌も謎機能だが、こんな簡単な構造で除菌しているとは思えない。
七色ライトも個人的に不要だと思うが、寝室で睡眠時に利用する場合、室内灯として役に立つ人はいるだろう。
バッテリーに関しては、使い方にもよるが満充電で9～10時間ぐらいは連続して使える感じだ。
充電しながらでも使えるが、バッテリーの損耗を考えるとオススメはしない。
ただ、満充電まで時間がかかるため、使い捨てる気であれば良いだろう。
買って損はないか
金額が安い支那製のため、Amazonの商品説明を鵜呑みにして過大な期待はしない方がよいが、用途と利用方法によっては、私は買って損はないと思う。
ネコやイヌといったペットを室内飼いしている人は、通勤・通学で日中外出しても今の時期、ペットのためにクーラーは切れないだろう。
電気代を考えると、クーラーの設定温度を加減してこのポータブル冷風機をセットしておく、なんて使い方も有効だろうと思う。
製品の初期不良も一定数あるようだが、販売している会社の対応が良いので困ることはないと思う。
LINEで会員登録すると、合計2年の製品保証と交換用フィルターも貰えるようだ。
おわりに
2022年2月以降、ロシアによるウクライナ侵攻により、発電燃料である天然ガス（LNG）等の調達コストの高騰が電気代の高騰に繋がっている、と思っていたら、実は2021年から電気代は上がり続けている（東京電力「平均モデルの電気料金」参照）。
今年（2023年）は長引くロシアによるウクライナ侵攻の他に、全世界的に新型コロナ茶番の回復で燃料需要が高まっているが、日本は円安であって、余計に燃料の調達コストがかかっている。
一応、2023年2月から「電気・ガス価格激変緩和対策事業」が適用されたことにより、電気料金が多少下がってはいるが、10月以降も適用されるのか、ロシア・ウクライナ情勢や円安を含め、不透明な状況ではある。
いずれにせよ、政府の外交・エネルギー・金融政策は場当たり的でしかないため、政府に殺されないためにも、庶民は工夫するしかないのが現状だ。
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