時代に逆行して喫煙を楽しむというのは、今は日本だけでなく世界的にもかなり困難になってしまった。
私は長年ジッポーを愛用しているので、かなり需要が低い記事ではあるが、リンカーンのゲティスバーグ演説になぞらえて、ジッポー愛好者に「オススメのグッズ」を紹介してみよう。
ジッポー愛好者はこんな人?
まぁ、今やスナックでも店名が入ったライターなんか用意してないだろうけど(久しぶりに馴染みの店に行ってママに聞いてみるかw)、この動画は面白い。
特にハーレー乗りに限定しないまでも、バイク乗りにジッポー愛好者が多い気がするのは、私の気のせいだろうか?
動画で「オイルが切れたら補充するのが面倒になって、そっから100円ライターになるね」と言っているが、そんなヤワな野郎がジッポーを愛用し続けるワケがないから、結局100円ライターになるよね(笑)という話でしかない。
では、そんなヤワではない硬派なジッポー愛好者はどうすべきか?
オイルを携帯すればいいんじゃない?
ジッポーあるあるで、外出先でオイル切れになると火がつかないから、予備の100円ライターをポケットやカバンその他に忍ばせている、という人は多いのではないだろうか。
だったら外出先のオイル切れに対処するために、単純にオイルを携帯すればいいジャマイカという話になるが、ジッポーのオイル缶をカバン等に入れている人の方が珍しい。
そこで一応、ジッポー純正で次のオイルキャニスターが販売されている。
このオイルキャニスターはキーホルダーとして使えるし、小さいから携帯するのにも良くて容量的に約8mlあるから、外出先で1~2回のオイル補充が可能だ。
ジッポー純正でなくても、これより安い金額で同等の製品(恐らく支那製)もあって、カラーバリエーションもあるから、それらの製品を選ぶのでも良いだろう。
だが、これらの製品はオイルを補充する時にノズルが小さいから、一見良さそうに見えるものの、実際はなかなかオイルが出て来なくてイライラするのも事実ではある。
それに3日以上の出張や旅行の場合、特に海外へ行く場合はジッポーの使用頻度にもよるが、オイル容量が全然足りない。
国内でも海外でも飛行機を使う場合は液体の持ち込みに制限がかかるから、特に危険物であるジッポーのオイル缶を持ち込むのは面倒なことになる。
ではどうしたらいいかと言えば、本稿では次のヒップフラスコ(スキットル)をオススメする。
このヒップフラスコはキーホルダーに付けられるし、容量も1オンス(約29.5ml)と十分で、満タンで携帯していれば5~6回オイルを補充することが可能だ。
長期に海外出張をすることが多い人であれば同メーカーで容量が2オンス(約59.1ml)の製品もあるし、いずれも安価でコストパフォーマンスが高い。
金額の割にステンレスの質感も良く、こういったヒップフラスコを持っているだけでオシャレだろう。
しかし、そもそも酒を入れるのがヒップフラスコだから、揮発性の高いジッポーオイルや、これからの寒い時期にハクキンカイロを使いたい人はベンジンを入れて携帯したいだろうが、それらを入れることは想定されていない。
実際に使ってみると、密閉性は完全なのでジッポーオイルを入れても漏れることはまったくないが、やはり安心面で不安が残る。
そこで、キャップの内側に次の外径13mm(内径10mm)のOリングを仕込むことで解決する。
uxcell Oリング ゴムパッキン オーリング 耐熱 耐油 防水 メトリック シーリングガスケット 外径13 mm 内径...
実際にOリングは1個ないし予備を含めて2~3個もあれば十分だが、どうしてもこういった入り数の製品を買わざるを得ない。
私の場合はどの大きさのOリングが適合するのかが不明だったので、次のOリングのセットを購入した。
本稿でオススメしている以外の小さいヒップフラスコを購入してジッポーオイルを携帯したい人は、上記Oリングのセットを購入するとキャップのサイズをあまり気にする必要がないから、どんな製品を選んでも安心だろう。
実際にこのヒップフラスコからジッポーにオイルをこぼさずに補充するには多少の慣れとコツがいるが、Oリングを仕込んでいるのもあって、オイル漏れもなく安心して携帯出来る。
少なくとも、ジッポー純正オイルキャニスターのように、なかなかオイルが出て来なくてイライラすることはない。
ジッポーのオイル揮発を防ぐ!
ジッポーを使っていれば、いずれどこかのタイミングでオイルが切れるのは仕方がない。
しかし、ジッポーのオイル揮発を極限まで防ぐことが出来れば、そもそも無駄にオイルを補充する必要がないし、結果的に外出先でもオイルを補充する手間が防げるということだ。
そこで本稿では次の製品をオススメする。
365COM 互換品 オイル ライター 専用 揮発 漏れ防止 メタル製 ボトム ガスケット パッド Zippo ジッポ オイ...
実際に使ってみると、Oリングでしっかり密閉されているからオイルの揮発が防げていて、オイルを補充する頻度が目に見えて減った(つまり燃費が良い)。
特に夏場の暑い時期はオイルが揮発してしょっちゅう補充していたが、この製品を使うとそれがないことに驚いた。
ただ、取説みたいなモノが一切入っていないから不親切なものの(ジッポーを愛用してれば問題なく装着可能)、予備のOリングも入っているので金額的に言っても良い製品だ。
この製品はカラーバリエーションもあって安価だから、購入して使うことをオススメする。
このジッポーオイル揮発防止メタルボトムガスケットは、写真のように予備のフリントロックを1個入れておくことが出来る。
ジッポー純正オイルキャニスターやその同等品にもフリントフォルダーがあって、フリントロックの予備を入れておくことが可能だし、フリントスクリューツールも付いているが、この製品を買えばフリントロックの予備はジッポー本体に内蔵出来る。
しかも1円玉があれば、別にフリントスクリューツールがなくてもフリントロックの入れ替えは問題がない。
ちなみにAliExpress(アリエクスプレス、アリエク)では似たような製品が200円とか300円程度で購入可能だが、なぜか日本への輸出が出来ないようで、実際は購入することが出来ないことを付記しておく。
ジッポーとタバコの携帯について
オイルを携帯したところで、肝心のジッポーとタバコを携帯していなければ話にならない。
私は30年ぐらい前から、次のタバコケースを愛用している。
さすがに私が愛用しているタバコケースは古いから、そのままの製品はもう販売してはいないと思ったが、同じペンギンライター製で国産だから、多分これと同じ製品だろう。
私はズボンのベルトに通して使っているが、いい感じに革が「育って」馴染んでいるから、ジッポーやタバコが取り出しやすくて便利に使っている。
このタバコケースがあれば、ジッポーやタバコを持ち忘れたり置き忘れることがなく、いつでもどこでもサッとタバコを取り出して一服出来るので、長年手放せない相棒だ。
人によってはタバコがソフトパッケージの場合があるだろうから(私も一時期ソフトパッケージのタバコだった)、その場合は次のケースにタバコを入れてから、このタバコケースに入れると良い。
私が使っていたのは上記2つのケースで、なかなか使い勝手が良くて複数個買って愛用していた。
いずれにせよ、タバコケースの好みは人それぞれだから、自分が気に入った物を選んで愛用すると良いだろう。
おわりに
これだけタバコの金額が高くなって、世界的に禁煙推奨の禁煙テロリズムが浸透していると、タバコを辞める人が増えるのは当然ではある。
外出すればどこもかしこも禁煙で、車の中で一服する人も多いと思うが、今どきの車にはシガーソケットがないのが当たり前になってしまった。
ここ数年で嫌煙者の権利ばかりが主張され、喫煙者はまるで人権がないかのようだが、だからと言って喫煙という趣味が非難されるイワレはない。
本稿を読む読者は今の時代かなり限られると思うが、ジッポー愛好者に届いてなにがしかの参考になってくれれば、と思う。
こういう記事を発信する人がいないのだから、私がやるしかないんだよな。
いい加減、そろそろコンピュータ関連のソフトウェアやハードウェアの記事も書かないと。(;´Д`)