【散歩・災害】LEDライト&モバイルバッテリー3in1充電式カイロレビュー

3月も中旬を過ぎると暖かい日が続くようになり、中には真夏日に近い日もあったりと、確実に春の到来を実感するようになった。
今年の2月に「【大寒波】分離式の充電式カイロはどこまで使えるか?レビューする!」という記事を書いたが、実は分離式の充電式カイロと同時にもうひとつ、散歩や災害用にLEDライト機能がある充電式カイロを購入していた。
色々と事情があってレビュー記事を書くのが遅くなってしまったし、もう4月だから記事を書かなくてもいいかと思っていたが、4月になったのに何この寒さは?Σ(´Д`;)
またぞろ充電式カイロを引っ張り出して両手を温めつつ、パソコンのキーボードを乱打している次第だが、この寒さが過ぎれば暖かくなるのは目に見えてはいる。
しかし、春が来たと思ったらすぐに猛暑が来るのが近年の通例だし、大船渡や今治、岡山の連続した大規模山林火災の記憶も新しい。
ゆえに寒さをしのぐ充電式カイロというよりも、今後予想される日中の猛暑を避けての深夜・早朝の散歩や、震災や火災といった災害時に役立つ充電式カイロとして、レビュー記事を書いてみようと思う。

LEDライト機能付き充電式カイロの想定される用途

LEDライト&モバイルバッテリー機能付き充電式カイロの用途

充電式カイロとしては秋冬の寒さ対策の用途があるし、普通はモバイルバッテリーにもなるのでスマホの充電がピンチの際に役立つのは、どの充電式カイロでも言える用途であり特徴だ。
これらの用途(特徴)の他にLEDライトを内蔵することで想定される用途には、次のものが挙げられるだろう。

  • 深夜・早朝の散歩(愛犬の散歩を含む)
  • アウトドア(夜釣・キャンプ・サイクリング等)
  • 災害時(停電時)
  • その他(バイクや車のメンテナンス等)

私にはアウトドアの趣味はないが、愛用のステッキを振り回しながら散歩する趣味があるため、眠れない深夜に散歩に出たり、日中の猛暑を避けて早朝に散歩に出ることがある。
また、ウワサが絶えない南海トラフ巨大地震ではないが、今までに震災によって直接の被害を受けたことはなくとも停電の憂き目に遭ったことは何度かあるし、地震や津波といった震災以外でも、大規模山林火災に伴う停電だっていつ発生するか分からない。
ゆえに、世人は防災リュックに懐中電灯を入れて備える由だが、私は独り身というのもあって、防災リュック防災グッズや保存食料、常温で長期保存可能な飲料水を詰め込むような備えはしていない。
むしろ、普段使いしているモバイルバッテリー等のアイテムが災害時に役立てば尚良しという考えのため、次の製品を買って愛用するに至っている。

防災や災害時の対応については個々人で考え方の相違があると思うが、私個人はイザという時にあわてて使う備えよりも、普段から使っていてその効力と限界を知っておく方が良いと考えているため、このような製品を選んで使っている。

製品スペック

製品スペック

Amazonの商品ページでは製品のスペックが分かりにくいので、次にまとめておく。

素材高熱伝導率アルミニウム合金
サイズ約128×28×28mm(本体実寸)
重さ約115g
バッテリー容量5,000mAh
定格入出力USB-C DC5V/2A(定格入力:本体充電時)
USB-A DC5V/2A(定格出力:モバイルバッテリー機能時)
最大照射距離20m 連続点灯:60時間
設定可能温度低温モード:40〜45℃ 使用時間:6~8時間
中温モード:45〜50℃ 使用時間:3~6時間
高温モード:50〜55℃ 使用時間:2~3時間
充電時間2~3時間(フル充電)
安全機能加熱保護、短絡保護、過放電保護、過充電保護、PSE認証取得
パッケージ内容本体、USB充電ケーブル、ストラップ、専用ニットカバー、取扱説明書、特典付き保証書(最大3年延長保修)

ベンチマーク

製品スペックは本製品に限らず、あくまでもメーカーが言い張っているスペックでしかないため、実際の連続使用時間と充電時間、最大照射距離と連続点灯時間についてザックリ検証してみた。
計測には多少の誤差があるし、使用条件が違えば結果も違うため、あくまでも目安として欲しい。

連続使用時間

ベンチマーク:連続使用時間

フル充電の状態から、カイロとして十分に温かい実用温度の中温モード(45〜50℃)とし、室温20℃で必ずどちらかの手に握っている状態とした。
結果は約2時間で、カイロとしての実用温度設定では製品スペックにある3時間は持たなかった
本製品は3つのランプ点灯で温度設定とバッテリー残量を表示する方式のため(画像では分かりにくいが右側2灯の赤点灯中温モード)、バッテリー残量の表示が出来ないために経過時間とその残量が分からない仕様になっている。
ゆえに、いつバッテリー切れになるのかが分かりにくく、気が付いたらバッテリーがなくて使えない、ということになってしまう。
また、Amazonの商品ページには「3秒で急速発熱ができ、寒さに堪える真冬でも、指先の冷えを感じた時にスイッチONですぐにホカホカ」とあるが、実際には「3秒ですぐにホカホカではないし、勘違いしやすい記述であるため、この辺も本製品の評価が分かれるポイントだろう。

充電時間

ベンチマーク:充電時間

室温20℃で完全にバッテリーが切れた状態から、本体のバッテリー残量表示ランプ3つ全部が青点灯するまでの時間を計測した。
なお、充電に関しては充電器本体と利用するUSBケーブルによって違ってくるため、付属のUSB充電ケーブルを使わなかったことをお断りしておく。

本体表示経過時間備考
1つ目青点滅0時間00分充電開始
2つ目青点滅0時間23分約33%充電完了
3つ目青点滅1時間42分約66%充電完了
3つ全青点灯2時間12分100%充電完了

以上の結果から、製品スペックにある「2~3時間」通りの結果になった。
充電開始から約23分で約33%の充電が完了していることになっているが、そこから更に33%を追加した約66%の充電完了までに約1時間19分もかかっている。
約66%の充電完了から100%の充電完了まで約30分かかっていることから、約33%分の充電が完了するのに23分で済んでいるのかどうかが、非常に怪しい
バッテリーの充電特性上、コンスタントに一定の時間で一定量の充電が完了するのではないだろうが、製品スペック通りの充電時間に収まった点は評価できる。
なお、ベンチマークで利用した充電器とUSB充電ケーブルは次の通り。

充電器とUSB充電ケーブルによって充電時間に差が出るため、なるべくなら急速充電が可能な充電器とUSB充電ケーブルを使いたいものだ。

LEDライトの最大照射距離と連続点灯時間

LEDライトの最大照射距離と連続点灯時間

他の充電式カイロにはない本製品の特徴であるLEDライトだが、正確に測定はしていないものの、画像の通り製品スペックにある「20m近くは照射可能だと言っていいだろう(夜間での撮影のため、10m程度先を照射して分かりやすい写真を撮った)。
連続点灯時間に関しても同様で、これも正確な時間までは測定が出来なかったが、丸2日半はライトとして連続照射が可能であったため、製品スペックの「60時間」もほぼ正しいと言って良いと思われる。
私は「どこまでLEDライトが光っていられるのか?」を試すため、ずーっとLEDライトの電源を入れっぱなしにしていたが、ライトとしての照射能力を徐々に失いつつも丸30日以上LEDライトが点灯したままなので、LEDの消費電力の少なさにゲンナリしてテストを中止してしまった。
なお、LEDライトの点灯はライト部分(ヘッド部分)を右か左に半回転させることで実現し、半回転ごとに点灯と消灯が切り替わる。
これに関しては回転型スイッチであるため、左右に若干の遊びがあるから、人によっては「ガタつきがある」と思うかも知れない。
また、製品付属の専用ニットカバーはダサい上に用途が不明なため、人によって評価が分かれるかも知れない。
私のように散歩でステッキを持つ人や、愛犬との散歩でリードを持つ人の場合は、製品付属のストラップのおかげで手に持って歩きながら足元や遠くを照らすのに都合がいいが、専用ニットカバーを先頭のライト部分から被せるとライトの意味がなくなるし、逆にストラップが付く後方から被せるとストラップの意味がなくなる。
普通の充電式カイロならこんなカバーがあっても良いが、LEDライト機能がある本製品になんでこんな中途半端な専用ニットカバーを付属したのか? 謎でしかないし、私は使わない。

おわりに

本製品を「LEDライトに充電式カイロ機能が付いている製品」と考えるか、「充電式カイロにLEDライト機能が付いている製品」と考えるかで、評価が分かれるだろうと思う。
これは、どの機能を重要視するかによって、モバイルバッテリーとして使う場合の使い勝手と満足度が違うからだ。
前者のLEDライトを重要視する場合は、充電式カイロとしての機能はオマケで、モバイルバッテリーとして使う場合でも十分な満足が得られるだろう。
後者の充電式カイロを重要視する場合は、LEDライトとしての機能はオマケで、モバイルバッテリーとしての機能もオマケでしかなく、LEDライトとモバイルバッテリーの機能は「無いよりマシ」な程度になる。
無論、それぞれの機能の専用製品に比べれば、本製品の機能・性能・金額のトータルな評価は中途半端になってしまいかねないが、コンパクトで多機能なオールインワン製品としての魅力はある

私個人は平時でも非常時でも、本製品をLEDライトをメインにモバイルバッテリーとしても使える製品として購入したので、ザックリとした本稿のベンチマークではあるが、買って良かったと思っている。
寒い日の深夜や早朝にちょっと散歩に出るとか、ちょっとコンビニまで買い物に行くといった利用でも、充電式カイロとしても使えるから満足度が高い。
充電式カイロを主目的として購入する場合でも、実際には使用環境と本体への充電機器等によって違うものの、充電時間とカイロとしての連続使用時間にそう差がないため、「買って失敗したとはならないだろう。
そういった意味でも本製品はとてもバランスが取れているし、通年で使用することが可能である点からしても、私は「買い」だと思っている。

関連記事

Array

この記事が気に入ったら
いいね ! をお願いします


ITで何かお手伝い出来ることはありませんか?

CTA-IMAGE

本サイトでは、外部サービスと連携して「ITの困った」を解決します!

ハードウェアカテゴリの最新記事