アマゾンが取り扱っている膨大な数の商品、そして書籍等をブログ記事で紹介するのに、カエレバやヨメレバを愛用している人は多いと思う。
私はブログ記事で生活費を稼ぐようなアフィリエイター(アフィリエイトで収入を得る個人)ではないし、そもそも毎日のように本サイトで記事を書くほど自分が自由になる時間はない。ただ、本サイトの記事で書籍や便利な商品を紹介する際に、アマゾンだけではなく楽天市場やYahoo!ショッピング等でも買えたら読者に便利だろうと思っているに過ぎない。
アマゾンが牙を剥き出した?
アマゾン創業者で最高経営責任者のジェフ・ベゾス氏は、今やマイクロソフト帝国を築いたビル・ゲイツ氏を抜いて世界一の大金持ちになったそうで、離婚する妻のマッケンジー氏が(財産分与で)「世界で最も裕福な女性」になるんだそうだ。
それとどう関係があるかだって?アマゾンはその強権的な力を恣(ほしいまま)に他のECサイトを自らの商圏から追い出そうとし、自社のアフィリエイターを囲おう(もしくは追い出そう)としているとしか思えないからだ。
アマゾンは今年の1月23日(に延期したが)、自社の商品データが取得出来るサービスのPA-API(Product Advertising API)の利用ポリシーを変更すると宣言している。
2019年01月23日以降、過去30日以内のPA-API経由の売上実績(発送済み商品売上)がない場合、PA-APIへのアクセスができなくなる可能性がございます。
ご自身のアカウントの直近のPA-API経由での実績を確認してください。出展:[重要] Product Advertising API 利用ポリシーの変更について(Amazonアソシエイト・2018年11月05日)より一部抜粋
カエレバ・ヨメレバの対応は?
思いっきりアマゾンのPA-APIを利用しているカエレバとヨメレバだが、端的に言えばアマゾンから楽天に移行する(【重要】カエレバ・ヨメレバは、国内ショッピングモールを応援するサービスへ生まれ変わります・2018年12月28日)ということである。無論、移行措置はあるにはあるが、(仕方がないとは言え)個人的にそれに乗るつもりはない。
では、どうするか?
私の結論は、「WP Associate Post R2プラグインに賭ける」というものだ。
今後アマゾンを利用しないのは不可能だし、利用する以上はアマゾンのPA-APIの利用ポリシーの影響は避けられない。そもそも不安定でイマイチ使い勝手の良くないカエレバ・ヨメレバではない方法がベターだろう。楽天に移行するならなおさらだ。
プラグインの導入を検討し、(Rinkerも決して悪くはないが)WP Associate Post R2はもしもアフィリエイトに対応しているので、私の場合はWP Associate Post R2に賭けようと決断した。
プラグインの導入
WordPressにログインし、「プラグイン」⇒「新規追加」とクリックする。
図のように「キーワード」に「WP Associate Post R2」と入力すると「WP Associate Post R2」が検索結果に表示されるので、「今すぐインストール」ボタンをクリックする。インストールしたら「有効化」も忘れずに。
プラグインの設定には、
- Amazonアソシエイト(アクセスキーID・シークレットアクセスキー・トラッキングID)
- 楽天アフィリエイト(アプリID・アフィリエイトID)
- Yahoo!ショッピング(バリューコマースアフィリエイトで提携したsid・pid)
- もしもアフィリエイト(Amazon a_id・楽天市場 a_id・Yahoo!ショッピング a_id)
が必要で、これらを事前に準備しておく必要がある。
今までカエレバ・ヨメレバを利用していた人はもしもアフィリエイトの各ECサイトのa_idはお持ちだと思うが、楽天アフィリエイトとYahoo!ショッピング(バリューコマースアフィリエイト)を設定しないと、アマゾンのボタンしか出ないので注意が必要だ。
私の場合は楽天アフィリエイトでアプリIDとアフィリエイトIDを取得した(楽天アカウントは持っていた)ので、その手順も詳述しよう。
各アフィリエイトの設定情報がお分かりになる方は飛ばして読んで欲しい。
まず、AmazonアソシエイトのページからアクセスキーID・シークレットアクセスキーを調べる。
Amazonアソシエイトのページにログインしたら、上部メニューの「ツール」⇒「Product Advertising API」とクリックし、図の「利用をはじめる」ボタンをクリックする。
アクセスキーとシークレットキーがこれで取得出来る(複数のトラッキングIDを持っていない場合、通常はトラッキングID=アソシエイトIDとなる)。
念の為、「認証情報をダウンロードする」ボタンをクリックしてダウンロードしておいた方が良いだろう。
①Amazon~リンクを有効にする:チェックを入れる
②アクセスキーID :先ほど取得したアクセスキーをコピーペーストする
③シークレットアクセスキー :先ほど取得したシークレットキーをコピーペーストする
④トラッキングID :通常はアソシエイトIDを入力する
※Bitly~リンクURLを短縮する :任意(設定しなくて良い)
次に楽天アフィリエイトでアプリIDとアフィリエイトIDを取得するためにRakuten Developersページに行き、アプリIDを発行する。
「ログイン」リンクをクリックしてログインする(アカウントを持っていない場合は次の画面で楽天会員に新規登録する必要がある)。
ログインしたら「アプリID発行」リンクをクリックする。
図のようにアプリID(デベロッパーID)等が発行されるので、テキストエディタ等でアカウント情報をコピーペーストして保存しておいた方が良い。
①楽天~リンクを有効にする:チェックを入れる
②アプリID :先ほど取得したアプリIDをコピーペーストする
③アフィリエイトID :先ほど取得したアフィリエイトIDをコピーペーストする
次に、バリューコマースアフィリエイトでYahoo!ショッピングと広告の提携し、広告コードから「sid」と「pid」を確認して設定する必要がある。
元々カエレバ・ヨメレバを使っている人がこの記事の読者だと思うので、バリューコマースアフィリエイトとの契約や、Yahoo!ショッピングと広告の提携については説明しない(無料だし簡単だ)。
バリューコマースアフィリエイトにログイン(まだアカウントを持っていない場合は新規登録)し、①のように「Yahoo」と入力し、②虫眼鏡のボタンをクリックする。
図のように「Yahoo」にマッチする広告主の一覧が出るので、下方向にスクロールする。
「Yahoo!ショッピング(ヤフーショッピング)通常プログラム」の広告(画面は提携済だが、提携していない場合は提携する)の「詳細を観る」をクリックする。
実際に広告を作成して設置しないが、この「新春プレミアム会員感謝デー」の「広告作成」をクリックする。
この「広告タグ」のHTMLコードの(赤枠の)「sid」と「pid」の数字をテキストエディタ等でアカウント情報をコピーペーストして保存しておいた方が良い。
①Yahoo!~リンクを有効にする:チェックを入れる
②sid :先ほど取得したsidをコピーペーストする
③pid :先ほど取得したpidをコピーペーストする
最後に、もしもアフィリエイトのアフィリエイト情報をコピーペーストして登録する。
これもカエレバ・ヨメレバを使っている人はもしもアフィリエイトの会員だと思うので、会員登録等の説明は省く(別に絶対に登録しなければならない情報ではないので任意ではある)。それに、もしもアフィリエイトにログインせずとも、カエレバ・ヨメレバのサイトにユーザデータ情報が残っている人が多いだろうと思う。
もし、もしもアフィリエイトの会員でないのなら、新規登録しておいた方が良いと思うし、そう勧めておく。
①もしも~リンクを有効にする:チェックを入れる
②Amazon a_id :もしもアフィリエイトのAmazon a_idをコピーペーストする
③楽天市場 a_id :もしもアフィリエイトの楽天市場 a_idをコピーペーストする
④Yahooショッピング a_id :もしもアフィリエイトのYahoo!ショッピング a_idをコピーペーストする
⑤スキンCSS :任意(上級者はオリジナルのCSSでデザインで差別化が可能)
⑥Googleアナリティクス~ :任意(Googleアナリティクスを導入しているサイトはチェックする)
最後に「変更を保存」ボタンをクリックし、プラグインの導入~設定が完了する。
WP Associate Post R2の使い方
さて、では導入して面倒な設定をしたのだから、使ってみようじゃないか(笑)。
WordPressで「投稿」⇒「新規追加」で試しに記事を作ってみよう。
まず、編集画面を①で「テキスト」にする。
そして②で「商品リンクを追加」ボタンをクリックする。
すると、ポップアップで次のような画面が表示されるので、商品を検索してみる。
①「人間失格」(太宰治)と入力
②「検索」ボタンクリック
③検索結果(582件)表示
一番先頭の『斜陽・人間失格・走れメロス 外七変(文春文庫)』をクリックすると、この画面に遷移する。リンクのスタイルは
- 標準
- 画像・テキスト(横)
- 画像・テキスト(縦)
から選択可能で、「挿入してウィンドウを閉じる」ボタンをクリック。
すると、このような(赤枠の)ショートコードをWP Associate Post R2プラグインが吐く。
「ビジュアルではどーなってんの?Σ(°Д°)」と①をクリック。
すると、②のような表示で「※ 商品リンクが設置されてます」との事(笑)。
で、③で(更新せず)「プレビュー」だとどうなっているのか?
プレビューではこのように表示される。
パソコンにもタブレットにもスマホにも対応となると、デザインを決めるのに試行錯誤せにゃならんが、とりあえずは導入と設置が完了。
おわりに
さて、私のこのアフィリエイトに関する記事は長かったろうか?そして分かりにくかっただろうか?それとも冗長だったかな??(笑)
ネットでアフィリエイトをやりたい人は沢山いると思う。それは決して悪いことでも何でもないし、もし自分のサイトでアフィリエイトをして儲けられるのなら、やってみたらいいと思いますな。そういう人をターゲットにした記事ではないが、何かしらの参考になれば幸いだ。
私の長いSE経験で言える事は、アフィリエイトでバカみたいに稼いでいる(?)人達に憧れるのは良いと思うが、「自分もそうなれる」と自惚れるのもまた勝手な話でしかない。
私の記事を仔細に読んでいただけると分かると思うが、例えば1,000円の本をこのサイトでアフィリエイトして、仮に1冊買っていただいたとしても5%の紹介料率なら50円にしかならない。その50円のために、アナタはどれだけ頑張れますか?
話を変えよう。私のこの貧弱なサイトの月間ユニークアクティブユーザ数を10,000人だと仮定する。SNSを駆使して(いや、確かにブログの記事を書いている時間は余りないが)月間10,000人が来てくれて、その人達がどれだけサイトのアフィリエイトにお金を遣ってくれると思うだろうか?
副業で月収100万円とかは、普通に無理ゲーでしかない。
いや、それを本職にしてやれば可能かも知れないが、どれだけ大変かは想像に難くないだろう。
アフィリエイトの見栄えを良くし、誰かにオススメしたい商品や本を買ってもらおう!と思っても、これだけの手間ヒマがかかる(このプラグインを使うだけのアフィリエイトであれば次回以降は楽だが)。それを商売にして食って行きたい人の気が知れない。
反論も分かっている。こんなアフィリエイトではダメだと否定するのだろう?
私から言わせれば、「副業で月収100万円も可能!」と謳っているアフィリエイターは、そういうアフィリエイターに憧れる人をカモにする詐欺師に過ぎない。
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