平成最後の終戦記念日

私が学生をしていた頃、社会人学生サークルに所属して電算化委員会を組織し、サークルの公式サイトの構築・運用(更新)をし、メーリングリストを整備して運用していた。多分、当時の大学サークルで独自ドメインによる公式サイトの運用をし、メーリングリストを整備していたサークルはあるまい。
毎年の年末年始は「年末年始勉強会」を企画・実行し、他大学の社会人学生も誘って一緒に勉強をしていた。その当時、有料の(しかも普通に借りたら高い)レンタルルームを年末年始に無料で開放して下さった会社があった。場所は神保町で、年が明けるとお昼ご飯と初詣を兼ねて、靖國神社によく行ったものだ。
今年は平成最後の終戦記念日でもあり、靖國神社へ参拝した時のことを書き残そうと思う(終戦記念日」もしくは「終戦の日」の使い分けに関しては、本文最後の「筆者注」を参照のこと)。

靖國神社へ参拝

吉田康一郎TVの公開収録があり、そのチラシを靖國神社で配布するため、本当なら昼の12時に靖國神社に行っていなければならなかった。しかし、当日の朝6時頃まで先日参加した「第54回呉竹会アジアフォーラム」のテープ起こし&ブログ記事作成をやっており、仮眠のつもりがガッツリ寝てしまった。写楽さん、さん、本当にゴメンナサイ!

・・・市ヶ谷駅から歩いて靖國神社に到着したのは、午後3時頃だった。とても人類が生存不可能と思われるほどの酷暑で、着いたときは汗びっしょりだった(元々汗かきな上、デブなのでとても暑苦しいビジュアルだったろう)。
私の主戦場はTwitterであるが、Twitter情報で救う会埼玉主催「拉致及び特定失踪者を救う為の署名活動」と、東京オリンピックで台湾を「チャイニーズ・タイペイ」ではなく「台湾」で!という「台湾正名」署名活動がある事を知っており、まずは署名をしてから参拝しようと、靖國神社の敷地から九段下駅方面へと歩いていた。
すると、中野区長選挙で共にボランティアとして活動していた、バイク乗りのHさんとバッタリ会った(Hさんはやはりバイクで来ていた)。お互いに着いたばかりだったので、まずは一緒に参拝しようということになり、手水を使ってから参拝の長蛇の列に並んで参拝したのである。

参拝後(実は靖國神社近くのコンビニでビールを4本買っていたので)一服しがてらHさんと「水分補給」をし、遊就館も見学した(今は入場料が1,000円もするとは知らなかった!Hさん、ありがとうございました)。
私は5時から吉田康一郎TVの公開収録の会場設営があるし、署名もしたかったので4時半頃に靖國神社を出ようと九段下駅方面へHさんと向かったが、靖國神社入り口近くの大鳥居の所で「8.15 英霊に感謝し、靖國神社を敬う国民行進」の一隊が整然と並び、何やら代表者がスピーチをしている。

動画撮影している人を良く見ると、「台湾正名」署名活動をしている岩田さんだった!後ろから小声で声をかけて簡単な挨拶をして署名の場所を聞き、行こうとすると、今度はHさんが「あれ?あれは吉田先生じゃないの?」と言う。まさか?と思って近付いてみると、吉田さんが一兵卒よろしく大きな国旗を持って立っていた(笑)。無論、Hさんと一緒に吉田さんにご挨拶をし、吉田さんからは「(公開収録を)宜しくお願いします」と頼まれた。お願いも何も、参加しているこちらが勉強をさせてもらっているのだ。Hさんと一緒に「やはり、吉田先生は素晴らしいネ、本物だネ」などと言い合いながら歩いた。
靖國神社を出てすぐの所で、「台湾正名」署名活動が大々的に行われていた。私とHさんは著名したが、台湾人と思われる女性の方も数名、一生懸命に署名を呼びかけていた。その中に、やはり中野区長選挙で共にボランティアとして活動していたSさんがいた。先ほどの「8.15 英霊に感謝し、靖國神社を敬う国民行進」の件を話すと、「岩田さんは動画撮影が仕事だけど、私はコッチ(「台湾正名」署名活動)が本職だから」「吉田先生が?そう!」と笑っていた。聞けば、前日からやって来て場所取りをしていたのだ、と言う。でなければ、良い場所は取れないからだと言うが、ただただ、頭の下がる思いだ。

Hさんは所用があるのでそこで別れ、私はそのすぐ近くの交差点角にある、りそな銀行の入っているビルに向かって歩いた。道の反対側にいたため、交差点の横断歩道で信号待ちをしていると、隣にさんがいてお互いにビックリした。さんも、中野区長選挙で共にボランティア活動した仲間である。
さんに「拉致及び特定失踪者を救う為の署名活動に署名したかった」旨を言うと、「ああ、栄吉さん(やはり中野区長選挙で共にボランティア活動した仲間)とさっき会って、もう撤収してましたよ」と。
マヂか!?∑( ̄□ ̄;
さんも吉田康一郎TVの公開収録に参加する予定で、会場設営の手伝いで早めに向かっていたのだと言う。会場のあるビルの5Fに行ったら、まだ5時前なのにさんが先に来て待っていた(笑)。
写楽さんも、さんも、岩田さんも、やはり中野区長選挙で共にボランティア活動をした仲間だ。この3人は除くが、あんなに大変な人混みの中、良くまぁバッタリ出会うものだし、愛国活動をしている仲間とは不思議な縁があるとしか言いようがないと思ったのである。

吉田康一郎TV公開収録

吉田康一郎TVは、先の中野区長選挙の時から写楽さんが立ち上げた動画チャンネルだ。選挙期間中はモチロンだし、中野区長選挙には敗れたが、7月から心機一転吉田康一郎さんを応援すべく、公開収録を精力的に実施している。私は7月の公開収録には体調不良を理由に参加出来なかったが、8月から参加し、これで2回目の参加である。
ちなみに前回の参加は8月2日で、ゲストは国民の知る権利を守る自由報道協会代表理事の板倉豊年氏と、オーストラリアで慰安婦像設置を阻止した民間団体AJCN代表の山岡鉄秀氏で、とても豪華かつ素晴らしい内容の収録だった(動画は前編)。

今回は終戦記念日小名木善行氏(ねずさん)をゲストに迎え、「終戦記念日スペシャル対談~小名木善行先生と靖國を語る~」というもので、私は最前列(の端っこだが)に陣取り、ボイスレコーダを回しながら写真を撮り、Twitterでツイートしつつ、小名木善行氏と吉田さんの対談を生で聞き、大いに勉強させてもらった。

収録をしたばかりであり、まだ写楽さんが動画の編集・公開をしていないので、内容については言及しない。ただ、今回の収録も大変素晴らしい内容なので、公開される動画をぜひ視聴していただきたい。
前回と同様、ゲストである小名木善行氏が最新の著書を持参されていたので、書店やアマゾンで買うより若干お安く書籍を購入した。

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こういった公開収録では、ゲスト・スピーカーがお話下さる内容が素晴らしいと、もっとそのゲストの主張や考え方を知りたくなる。そしてゲストが持参した著書(それでも数冊レベルだが)をその場で購入することが可能である。しかもその場で著書にサインをしてもらえるのは、公開収録に参加する醍醐味でもある(無論、収録された動画以外の未収録場面にも立ち会えるし、ゲストや吉田さんの生の声が聞けるのもいい)。
今回のゲストである小名木善行氏は「消費税の端数は要りません」と言い、私がサインを乞うと、気持ち良く達筆なサインをしてくれた。私は別にサイン・マニアではないが、買った本に著者が日付を入れてサインしてくれるのは嬉しいし、何よりこれほど記念になるものはない。

『夕凪の街 桜の国』

こうの史代さんは『この世界の片隅に』でファンになり、映画も観たし、限定Blu-ray限定DVDも買った(実は自宅ではDVDしか再生出来ないのだが、その前に大泣きするのが分かっているのでまだ視聴していない)。『夕凪の街 桜の国』も素晴らしく、何度読んで涙したか知れない。
Twitterで相互フォローさせていただいている、三鷹の古本カフェ・フォスフォレッセンス(@phos_bookcafe)さんにたまたま、『夕凪の街 桜の国』の実写映画DVDがあることを教えてもらい、早速アマゾンで購入した。すぐに商品が届くかと思っていたら、お盆期間の関係か、なかなか商品が到着しなかった。
吉田康一郎TVの公開収録と、その後の二次会(打ち上げ)から帰宅すると、「夕凪の街桜の国DVD」が届いていた。平成最後の終戦記念日に到着するとは、(まだDVDを視聴していないが)何か因縁めいたものを感じないワケではない。このDVDを観ることを考えると、泣きそうな予感しかない。

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おわりに

終戦記念日の当日はTwitterでツイートしており、帰宅してからツイート内容をちょっと膨らませてFacebookに投稿しようと考えた。Facebook用に文章を書いていたら長くなり、「むしろこれはブログ用にしてしまった方が(色々と表現が出来るから)良いだろう」と結論し、本文を構成し直して画像やらリンクやらを貼りまくった次第だ。
今年の終戦記念日は快晴で、そして酷く暑かった。老若男女を問わず大勢の日本人が靖國神社へ集まり、参拝し、先の大戦で散華された英霊に哀悼の誠を捧げていた。そして多くの愛国の志士が靖國神社を中心に、パンフレットやチラシの配布をしたり、国旗を持って行進したり、各種署名活動をしたり署名に参加したり、各種勉強会や講演会を企画したり参加したり等々、実に様々な活動が繰り広げられていた。
今年の終戦記念日は、忘れられないものとなった。

筆者注

 

 


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