坂口安吾

令和元年の今だからこそ読みたい【開戦の詔書】全文・現代語訳

先日、私はドナルド・キーン(角地幸男・訳)『日本人の戦争-作家の日記を読む』を読了し、何とも言えない、複雑な気持ちになった。本書は、戦中戦後の作家の私的な「日記」の中から、当時の日本人の知識階級の思想や実生活を活写しようと試みたもので、その試みは斬新極まりなく、読んでいてドンドン引き込まれて行く。現代では読まれなくなった当時の作家達が、言論統制と空襲の中を必死で紡いだ日記と、それを戦勝国側の将校で […]

坂口安吾による織田作之助の追悼文が70年ぶりに発掘

2019年の今年は太宰治生誕110年の年で、太宰治が生まれた6月19日に「生誕110周年」となる。令和元年の桜桃忌(青森県五所川原市の芦野公園にある太宰治文学碑前では生誕祭)が生誕110年のメモリアルイヤーというのは、太宰治ファンとして非常に嬉しく思う。 私は太宰治検定の委員でもあるので太宰治がイチオシなのは当然だが、坂口安吾についても今年は70年ぶりに発見があったので、それを書き記しておきたい。 […]

【実は愛国者だった】太宰治にとって「戦後」とは何だったのか?

先日の「憂国忌」当日、Twitterを見ていて思うことがあった。 圧倒的大多数が憂国忌を知らないか、三島由紀夫の単なる「命日」「自殺した日」ぐらいの認識しかないようだった。中には憂国忌だと知ってツイートをしている人も探せばいたが、かなり少数だったのは否めない。 Twitterにはあんなに愛国保守勢がいて、また反日左派勢がいるのに、どちらからも綺麗サッパリ三島由紀夫を忘れたかのようであり、私は驚きを […]

下山静香のおんがく×ブンガク Vol.1 異端のシンパシー~坂口安吾をめぐって~

先日の4月14日(土)、とある縁で渋谷へ坂口安吾にまつわるイベントに行って来た。とても良かったので、少し書いておこうと思う。 下山静香のおんがく×ブンガク Vol.1 2018年4月14日(土)14時開演 渋谷発!新感覚芸術サロン 下山静香のおんがく×ブンガク vol.1 異端のシンパシー~坂口安吾をめぐって~ ゲスト:岡元敦司(バリトン)、七北数人(文芸評論家) 演奏曲:サティ、ラモー、ドビュッ […]