昨日の話で恐縮だが、私は月イチで土曜日の午後に病院へ通院しており、いつもの調剤薬局に行って処方箋とお薬手帳を出した。すると、受付の女性(多分、医療事務員)が「お薬手帳が一杯ですね。お作りしましょうか?」と言う。
いつもなら素直に「お願いします」と言うところだが、以前からポスターが貼ってあって気になっていたので、「あの、この『おくすりPASS』ってのがあればお薬手帳を作らなくても済みますよね?なんで手帳を作ることを勧めるんですか?」と尋ねた。
会話をいちいち引用すると長くなるので割愛するが、女性が通り一遍の説明をするので、技術的に突っ込むと、明らかに困って周囲を見渡し、それを感じた30代前半ぐらいの中堅(?)と思われる男性薬剤師が代わりに説明をした。
概要は次の通り。
- 処方箋内容をクラウドで保存するので履歴をいつでも参照できますし、調剤の予約が可能です
Q.他の調剤薬局もそのクラウドデータにアクセスできますか?調剤の予約が出来るんですか?
A.自社の調剤薬局店舗でなら可能です。 - リマインダー機能で飲み忘れが防止できますし、お薬を飲んだ履歴が残ります
Q.自社の調剤薬局店舗での処方薬だけでしょう?他の調剤薬局を利用した場合は管理出来ないのでは?
A.その通りです。町の薬局での調剤では無理です。
私も流石にイライラして来て、
- 同一地域でも違う病院に通院する場合もあるし、院内処方だったりその病院の隣にある調剤薬局を利用した方が便利ですよね?自社以外の調剤薬局とはデータ連携しないんですか?
⇒それは確かにそうです。院内薬局や自社以外の調剤薬局のご利用の場合は・・・(困惑) - 病院と処方箋データの共有をする予定でもあるんですか?調剤予約と言っても、結局自分で操作しなきゃならないんでしょう?
⇒・・・その通りです。 - このシステムは一体誰が得をするんですか?利用者ですか?おたくの会社ですか?現場の薬剤師ですか?
⇒・・・お薬手帳を作っていただけないケースが多々ありまして、スマホなら作っていただけるのではないか、といった意味があるのではないか?と思いますが・・・。
店舗内には「地域医療を支える」と書いてあるが、正確には「地域にある自社調剤薬局を支える」んじゃないんですか?
流石に私も大人なので、そこまでは言わなかったけど(笑)。
相変わらず他社と連携しようとか、医療機関へ提案しようだとか、そんな動きは「さあ・・・?上の方の話なので私にはサッパリ」とのことだ。どいつもこいつも満足に「自分の仕事」すらしようとはしない。利用者不在のITシステムほど無用の長物で無駄なものはない。
そんな一日だった。(´ー`)y-~~oO
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