技術評論社の電脳会議って知ってる?

技術評論社の電脳会議って知ってる?

パソコンに限らず、コンピュータ系の雑誌を購入して読む習慣がなくなって、私の場合は20年以上経つ。今やネットでいくらでも最新の情報が無料で、かつ好きなだけ入手出来るという理由もあるが、それ以前に「読むべき雑誌」といったものが消失し、「読みたい雑誌」も絶無になってしまったからだった。
私の中で「読むべき雑誌」は、かつての月刊『I/O』や月刊『Oh!PC』等だったし、「読みたい雑誌」は『ASAHIパソコン』だった。辛うじて『I/O』誌は今でも内容を大幅に変えた形で残っているようだが、その他の雑誌は見事に消え失せてしまった。

最新のハード及びソフトの知識を体系的に学ぶには、雑誌で最新ニュースを知り、連載やコラムを読み、必要なら専門書を読んで勉強するのが、私達世代の常識だった。LinuxやFreeBSDにより、パソコンでUNIXライクOSが現実的になった頃に『UNIX USER』や『Software Design』誌を購入して読んでみたりしたが、思えば雑誌を買って読んだのはこれが最後だったと思う。
コンピュータ系の読み物として、CNET Japan/ZDNet JapanITpro(現・日経XTECH)等を読んで何となく業界のトレンドは掴んでいたが、それ以上のことは無かった。結局、私はこの20年ほど体系的に何かを学ぶことが何も無かった、と言える。

エンジニアとして考えれば恐ろしい話だが、逆に言えば最新トレンドを掴んでいて、分からない部分を都度都度ネット検索で知識を補完すれば十分それで間に合った、とも言える。ただ、これから先もそんな小手先のことでは間に合わなくなるだろう、と漠然と不安に思っていたのは事実である。
そんな折、2年ほど前だったか、たまたま技術評論社から電脳会議という小冊子を無料で配布していることを知り、早速送付を申し込んだのだった。

電脳会議はひと月おきに発行・郵送されるA4サイズの冊子で、大体A4一枚一記事の構成になっている(長い記事でA4見開き一面)。技術評論社が発行している書籍の紹介記事なので、端的に言えば「興味があったら買って下さい」といった宣伝ではあるが、最新トレンドを詳しく取り上げていて「ほほう、こういった内容のこんな本があるのか」と、知的好奇心をくすぐる内容になっている。

私はこの電脳会議を読んだのをキッカケに買って読んだ本はまだないが、この電脳会議は毎回通読し、ファイリングして取っておいてある。あの時に読んだ電脳会議に、あの本の紹介が出ていたな、と後で振り返ることが出来るためだ。ITとネットの進展により、よりペーパーレス化は促進したが、やはり重要なのは自分が目にし、手にした情報であるのは言うまでもない。いつの間にか消えてしまう自分の記憶とネット情報を手元に置くには、従来のペーパーベースの情報が一番だ、と私は思っている。
そう言えば、最新のVol.192が発行されてるハズなのに、まだ届かないな?

そんな一日だった。(´ー`)y-~~oO


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