ここに来て、ウイグル問題が急展開しつつある。
米国ペンス副大統領の発言やポンペオ国務長官が、中国による残虐なウイグル人弾圧に声を挙げた。トランプ政権は貿易戦争から、ついに軍事・外交面でも中国に対抗する方針を明かにした。世界の目が一斉にウイグル(東トルキスタン)に向けられ始めた。
日本国内でも10月26日にウイグル独立運動のシンボル的存在のラビヤ・カーディル女史が来日し、「自由インド太平洋連盟」の結成大会を予定している。時期を前後して、安倍総理は訪中している最中だ。
一体、ウイグル独立運動はどうなって行くのだろうか?
呉竹会事務局へ取材を申し入れた経緯
以前からネットでは中国によるチベットやウイグルの弾圧、民族浄化(ジェノサイド)の問題提起はされていた。しかし、まだSNSが発展途上である背景もあり、現在のように多くの人がその実態を知る事はなかった。
ところが本年8月12日に緊急開催された第54回呉竹会アジアフォーラムの前後ぐらいから、TwitterやFacebookで中国によるウイグル弾圧に関して、特に大いに盛り上がりを見せたように思う。
トランプ政権は中国製品に対して高額な関税を課し、中国もそれに応戦してアメリカ製品に高額な関税を課す「貿易戦争」に突入したが、9月下旬にはペンス米副大統領やポンペオ米国務長官が公に中国のウイグル人への弾圧を非難したという報道が出た(産経新聞:米、中国の宗教弾圧に強い圧力 ペンス氏とポンペオ氏、ウイグル族弾圧など批判)。
そして10月になって数日で、今度は公式にトランプ政権が中国に対し、経済分野だけでなく安全保障分野も含め「全面対決」を明確に打ち出した(産経新聞:トランプ米政権、中国と「全面対決」宣言)。
そんな中、呉竹会は10月17日に「ウイグル独立運動から撤退する」とTwitterで宣言。
10/16付産経新聞「ウイグル弾圧裏に一帯一路」古森義久氏と10/17付同紙にラビヤ・カディール女史の新組織自由インド太平洋連盟設立を知り、ラビヤ女史の正式日本代表をトゥール・ムハメット氏と認めている呉竹会はウイグル独立運動から撤退することを宣言致します。
平成30年10月17日 呉竹会 頭山興助 pic.twitter.com/4kJcayL4E2— 頭山興助(秘書望月) (@toyamanohisyo) October 17, 2018
呉竹会の会員である私も驚いたし、その真意は計りかねた。無論、他の会員や、呉竹会を支持するTwitter民も同様だっただろう。ツイートには「詳細を!」「どう言う事ですか?」とリプがあったが、それに対する説明はない。
そして2日後の19日に「東トルキスタン独立運動を展開して参ります」とツイートが出た。
呉竹会は「東トルキスタン国民会議」(議長セイット・トムチュルク)及び
「東トルキスタン独立運動組織」
(議長トゥール・ムハメット)
をウイグル独立運動の正式機関と認め
東トルキスタン独立運動を展開して参ります。平成30年10月19日
呉竹会 頭山興助 pic.twitter.com/X1vEkp0UOY— 頭山興助(秘書望月) (@toyamanohisyo) October 19, 2018
「独立運動から撤退すると宣言した2日後に、今度は独立運動を展開する??」そしてそれ以外に説明はなく、今回は説明を求めるリプもなかった。
恐らくこれらのツイートを見た人達は、呉竹会からなにがしかの声明や説明があると期待したのだと思う。
そこで、5月にアジアフォーラムの参加記録を本ブログで公開して以降、親しくさせていただいている、会長秘書の望月氏にネットで連絡を取り、直接電話でもお話をさせていただいたのだ。
細かい話を省いて簡単に言うと、私のお節介で申し出た「呉竹会事務局への取材申し込み」が、望月氏の計らいで許可されたのである。
頭山興助事務所へ
呉竹会事務局はTwitterやFacebookの「頭山興助(秘書望月)」アカウントのプロフィールにある通り、千代田区平河町の頭山興助事務所内にある。自分から勝手に申し出ておきながら、頭山会長の事務所に行くとは、ズイブンとムチャをシデカシタなぁと思わなくはない。
頭山興助事務所は地下鉄半蔵門線「半蔵門駅1番出口より徒歩2分、平河天満宮境内」だと聞いていた。ん?平河天満宮境内!?Σ(°Д°)
とりあえず1番出口を出て近くにある平河天満宮を目指せば良いのか、と思ったら、確かに平河天満宮はすぐに見付かった。で、どうもこの敷地にある建物に事務所があるらしいのだが・・・どっから入るの?(; ・`д・´)
後で聞いたら、建物の一階が平河天満宮の社務所なのだとか。だから「平河天満宮境内」なのね。私は間違って平河天満宮の裏にいたので、そりゃワカランわ。表に回ってもワカランかったが。
ともあれ、10月25日(木)13:30頃、頭山興助事務所の玄関をノックし(まぁインターフォンだけど)、応対に出た望月氏の笑顔によって私は迎え入れられた。
まずはご挨拶と世間話から・・・
まず断っておかなければならないのだが、私の本職はSEである(プログラムも書くけど)。その必要から、営業マガイのことをした経験もあるが、本職の営業マンではない。
無論、取材して記事を書く記者やライターではないし、ブログ記事を書いて食べているアフィリエイターでもない。
何が言いたいかと言えば、誰かを訪問取材して記事を書くなど丸っきり初めてなのだ。
それに当日の午前中に眼科を受診しており、(その前日の夜に望月氏に連絡して遅くなることは伝えていたが)急いで事務所に向かったので、気ばかり焦って菓子折ひとつ提げずに初めての事務所を訪問するというミスに、こともあろうか事務所の応接間に通されて初めて気付いた(滝汗)。
応接間に入ると、奥に「天下為公 孫文」の額がある。
孫文は「中国革命の父」であり、後に中国で国父と呼ばれる近代中国の偉人だが、日清戦争後に日本に亡命し、玄洋社の頭山満翁の支援で日本に潜伏していたようだ。頭山満翁の孫である頭山会長の事務所にあるのはごく自然だ。
間もなく呉竹会事務局の方(注:名前と人数は明かせない約束)が入って来られ、望月氏から紹介された。前日からちょっと暑いくらいの陽気で、急いで来たものだから私は一人で汗だくだった(子供の頃から閉口するほどの汗かき)。
ろくろく「大人の挨拶」も出来ぬまま、汗だくの私を見た事務局の方に「遠慮なく上着を」と、脱ぐことを勧められてしまった。失礼のないようにスーツで訪問したが、上着を脱ぐなどと、本来客先であってはならないことだ。でも脱いでしまう素直な私(笑)。
何か言わなきゃと思い、とっさに「この額は、孫文なのですね」と見たままの事をバカみたいに言ったら、事務局の方が笑いながら「直筆の本物ですよ」と。
そりゃ直筆のニセモノがココにあるワケないじゃん!と自分の中でそっとツッコミつつ、
でも孫文や玄洋社について特に知識があるワケもなく、下手なことを言ってヤブヘビで恥を掻いたら、取材はのっけから失敗だ。
孫文ですぐ思い付くのは、私の母校の史学地理学科の人から聞いた、大学受験の小論文の話だ。なんでも、小論文の出題に「孫文について思うところを書きなさい」とあって、ある東洋史専攻の受験生が孫文を知らず、「まごふみ」という謎の人物について思うところを書き上げて提出した、という笑い話がある。しかも、その小論文は優秀だったらしく(?)その受験生は無事合格(?!)して入学したと言う。・・・非常にその小論文の内容が気になるし、そんな学生を受け入れる私の母校は実にバカ懐の深い大学だなぁ、という話なのだ。
しかし、まさかそんな話をブッ込むほど私に余裕もないし、初対面の相手も困るだろう。本職の営業マンなら、何か気の利いた言葉のひとつやふたつ、ごく自然に言えるんだろうなぁ・・・。
すると事務局の方が、別の意味でも大汗を掻いている私に「アジアフォーラムのあのブログ記事、大変だったでしょう?」と水を向けてくれたので、何とか助かった。
では、本日の取材の趣旨説明を・・・
私がいくらアワテ者のバカチンでも、わざわざ時間を割いていただくのであるから、前もってどんな趣旨でどんな取材をしたいかぐらいは、レジュメを用意して臨んでいる。
無論、レジュメは望月氏を通して事務局に提出しており、その結果取材の了承は得ているが、そこはちゃんと私本人が取材対象者に説明するのがスジだろう。
私の考えや今回の取材に至る経緯、本日の取材内容(ザックリと聞きたい内容)についてレジュメの説明をさせていただき、次の内容について事務局から同意を求められた。
- 呉竹会事務局として取材に応じるが、名前と人数の公開、それに写真撮影はNG
- 頭山興助事務所は呉竹会事務局だけの事務所ではないため、撮影して良いのは玄関とこの応接間だけとする
- 国内におけるウイグル独立運動は非常に複雑で、その背景の説明と理解のためにオフレコの話もするが、オフレコの部分は絶対に外に出さないように
- 書き上がったブログ記事は、SNS等で拡散する前に事前チェック(必要なら内容の修正や削除)に応じて欲しい
・・・御意。( ̄д ̄;)
また、今回私は呉竹会の会員として事務所を訪問しているが、会員が頭山興助事務所を訪問することがあるのか?といったような質問をした。
基本的に(当たり前だが)アポイントなしに来ることは出来ないが、
- それほど多くはないが、呉竹会の会員が事務所に来ることはある
- 地方から来られる会員もいるので、必ず会長秘書の望月氏にアポイントを申し入れるのが原則(望月氏が窓口となり、日程調整をするため)
- アポイントは望月氏への電話かメール以外は受け付けていない(TwitterやFacebookからアポイントは取れない)
なるほど。そりゃそうだが、本当に望月さんって忙しそうだなぁ。
ちなみに、この事務所ではどんな業務をされているのかを聞いてみたら、頭山会長は呉竹会以外にも別の団体の仕事を色々と持っておられるので、とのこと。
敢えて呉竹会事務局に限定すると、
- 機関誌「青年運動」の打合せ
- アジアフォーラム通信の打合せ
- アジアフォーラムの企画
- 来客の対応
- 会員名簿の整理(呉竹会の入会はいつでも可能で、入金のあった月の月末から1年間有効)
- その他、入会金の確認や礼状作成等の事務仕事
皆さん事務所でどんな仕事をしているのだろう?と疑問には思うが、聞いてみると当たり前の仕事をされているんですな(当然か)。
その他、時期的に新嘗祭(にいなめさい)と靖國神社の英霊の話になった。
先の大戦で靖國の英霊となった兵士は、戦場で飢えて亡くなった人が多かったため、頭山会長は「靖国の御霊にふる里の新米を召し上がって頂く会」の会長として、日本全国から白米を集め、毎年2トンもの新米を靖國神社へ奉納されているのだとか。
次の動画は、昨年(2017年)の新嘗祭に靖国神社で行われた「靖国の御霊にふる里の新米を召し上がって頂く会」の様子。
だいぶ打ち解けて来たところで、次からインタビューの本題に入る。
形式としては、私の【質問】に対して事務局が【回答】するという形でまとめた。ボイスレコーダに録音しつつ、メモを取りながらの取材であり、事務局の【回答】は私の方でその内容を損なわないように文章としてまとめたものである。
ウイグル独立運動からの撤退の経緯について
【質問】
呉竹会は国内のウイグル独立運動団体から撤退を宣言しました。その2日後に東トルキスタン独立運動を展開する、と表明もされました。
まず、その経緯についてお知らせ下さい。
【回答】
- 日本でウイグル問題がまったく知られていない、10数年前から呉竹会は当時国会議員だった平沼赳夫先生の協力の下、ラビヤ・カーディル女史を日本に招いて講演会を開く等、様々な支援をしていた(最初は講演会の参加者が15~20人とかのレベルだった)
- 例えば櫻井よしこ先生と呉竹会の主催で、ラビヤ女史とその側近、各国に住む亡命ウイグル人の方々を日本に招待し、「世界ウイグル会議を支援し中国の覇権と闘うシンポジウム」を開催したこともある
- 年に1回程度、毎年ラビヤ女史を日本に呼んで、日本人の関心が低い時でも高い時でも、規模の大小に関わらず講演活動を様々な面で支援をしていた
それは本年2月9日に日本ウイグル連盟と共同開催した「ウイグル民族運動指導者ラビヤ・カーディル女史来日講演会」まで続いた - ここで言う「支援」とは金銭面だけではなく、中国に忖度して反中国体制側であるウイグル人を来日させたくない外務省は、ラビヤ女史にビザを発給したがらなかった
頭山会長は自ら外務省にビザの発給を掛け合ったり、ラビヤ女史の日本滞在中の保証人にもなっていた - ラビヤ女史を古くから長く支援していたとかではなく、ラビヤ女史とは友情と信頼関係があった
- 5年ほど前にラビヤ女史の日本における正式代表がイリハム・マハムティ氏(日本ウイグル協会代表)からトゥール・ムハメット氏(日本ウイグル連盟会長)に代わった
ラビヤ女史から「私ラビヤ・カーディルの日本における正式代表はトゥール・ムハメットなので、日本と私の活動のやりとりは、すべてトゥール・ムハメットを通してやって欲しい」と承っている
それは今現在も変わりがなく、ラビヤ女史の日本における正式代表はトゥール氏だ - ラビヤ女史が来日されるということで、8月12日に第54回呉竹会アジアフォーラムを緊急開催したが、結局ラビヤ女史は来日されなかった
急きょトゥール氏に代打で講演をお願いしたが、その後、トゥール氏を通じて秋頃にラビヤ女史が来日することは聞いていた
今日は本来は、ラビヤ先生が講演する予定だったので、残念ながら今回は他に事情がありまして、断念させていただきました。ラビヤ先生は10月か11月、一回日本に呼ぶ予定なんです。その内また皆様にお知らせいたします。必ず今年は一回日本に来ます。宜しくお願いします。
出展:第54回呉竹会アジアフォーラム参加記録「トゥール・ムハメット先生」より抜粋
- 平成30年10月16日付の産経新聞朝刊でアメリカの事情に大変詳しい古森さんの『ウイグル弾圧 裏に「一帯一路」』(別記事:Japan In-depth)の記事が出た(トランプ政権が米中全面対決を宣言するずっと以前からウイグル人への迫害は行われており、今までのアメリカはそれを黙認して来て、今になってそれまでの政権の対中国政策が誤りだったと認めた経緯がある)
その直後にアメリカ在住のラビヤ女史が来日することが分かった
『ウイグル弾圧 裏に「一帯一路」』
「日本の人たちに同胞の抑圧の悲惨を知ってもらいたい。日本に行くのはどうしたらよいですか」
ウイグル人女性のラビア・カーディルさんが私の手を固く握って、問うてきたのはもう13年も前だった。ワシントンでの彼女の講演を取材して帰ろうとした際、呼び止められたのだ。カーディルさんは中国の新疆(しんきょう)ウイグル自治区で国家安全危害罪で6年も獄につながれ、米国政府の支援で釈放後、移住を認められたばかりだった。その後は「世界ウイグル会議」議長となり、訪日も数回、果たした。
だが2018年10月のいま、彼女が故郷に残した親族十数人が強制収容所に捕らわれた。中国共産党政権によるウイグル人弾圧は長い歳月、少しも減らないどころか、一気に次元を超えて悪化したのだ。米国の議会と政府の合同組織「中国に関する議会・政府委員会」の年次報告が詳細に明かしていた。
中国政府の人種や法の支配の状況を調べた同報告書は新疆ウイグル自治区でウイグル人約800万のうち100万もが全区で1300カ所もの強制収容所に入れられたことを伝えていた。所内ではイスラム教や民族古来の言語、風習、文化を捨てる「政治再教育」を無期限に受けさせられる。その過程では水責めの拷問、強制断食、睡眠禁止などの過酷な措置が加えられる。
米国官民あげての1年にわたる調査に基づく同報告書は中国政府がウイグル人に民族や宗教の年来の帰属要因をすべて放棄させ、共産党の無宗教の理念の下に「中国化」する大作戦を徹底させ始めたことを伝えていた。とくに海外で中国共産党の行動を批判するカーディルさんのような在外ウイグル人の指導者や学者、言論人の留守家庭への懲罰的な措置がひどいという。
同報告書は中国を批判する在米ウイグル人記者の82歳の母や、ウイグル人学者の61歳の弟らが収容所内で次々に不審な死をとげた悲惨な状況をも詳しく記していた。そして中国政府のいまの措置を「人道に対する罪」と断じていた。
だが中国共産党はここにきてなぜ急にウイグル人の弾圧を徹底させたのか。新疆ウイグル自治区の実質的最高権力ポストの共産党委員会書記に、習近平国家主席に忠誠を誓う陳全国氏が就いたのは16年8月だった。翌年、党中央政治局員に昇格した陳氏はそれまでチベット自治区での「中国化」に実績をあげたとされた。そして新疆ウイグル自治区では昨年春から前例のない大規模なウイグル住民の大量強制収容と洗脳工作を異様なスピードで推進した。チベットや内モンゴルでの少数民族の強制同化とはまったく異なる勢いでのこの工作の新の理由はなんなのか。
米国の同委員会の報告はこの疑問への答えとして「一帯一路」構想をあげていた。周主席が始めた野心的なインフラ建設の巨大経済圏の同構想では新疆ウイグル自治区が重要なハブ(中枢)になるというのだ。
そのハブでは地元社会の長期の安定が求められる。中国政府からみての「分裂主義」や「過激派」のウイグル民族の反中志向が少しでも残っていてはならない。そんな共産党首脳部の非道な計算こそが今回の大弾圧を招いたというわけだ。「一帯一路」の不都合な現実とでも呼べようか。
(ワシントン駐在客員特派員)
- その翌17日、やはり産経新聞から「亡命ウイグル人ら、国際組織で中国の弾圧に対抗 東京に事務局、26日結成大会」の記事が出て我々は大変に驚いた
- トゥール氏はこの件に関してラビヤ女史から何も聞いていないばかりか、つい数日前パリで行われたウイグル人の新しい組織を作る会議でラビヤ女史と何日も一緒にいたが、そんな話は出てなかったのに、数日後にこの産経新聞の記事で初めて知った
繰り返すが、このニュースはトゥール氏も我々呉竹会も全員、この産経新聞の記事によって初めて知ったのだった
そこで、呉竹会はウイグル独立運動から一時撤退することを決定した - トゥール氏が19日に当事務所でパリでの会議のことを含め、すべて詳細に説明してくれた
26日に結成大会が予定されている「自由インド太平洋連盟」に呉竹会とも一緒にやろうと提案をしていたそうだが、同連盟のメンバーからは断られたと聞いている
そこであのような真逆とも受け取られかねない表明を出すことになった - 今回のラビヤ女史の行動は、今まで日本で10数年間活動して来たことを無にしかねない
新たなウイグル独立運動団体を作ること(分裂させること)は、在日ウイグル人達をさらに混乱させ、独立運動団体同士の対立を生みかねない
また、ウイグル独立を支援したい日本人にとっても、どの団体を支持して支援するのかで日本人同士までもが分裂・分断されかねなく、それは呉竹会としては一番避けたい
これは中国共産党の(直接的にせよ間接的にせよ)ウイグル独立運動の弱体化を狙ったウイグル人への分断工作であり、日本人をも巻き込んだ分断工作であると判断せざるを得ない
残念ながら、我々はラビヤ女史がこの分断工作に乗せられたと判断している
以上の経緯から、呉竹会は17日にウイグル独立運動から一時撤退を決定し(Twitterでは「一時撤退」が「撤退」とツイートが出てしまったが)、結果としてたった2日後にウイグル独立運動を展開する旨の表明になった。
10/16付産経新聞「ウイグル弾圧裏に一帯一路」古森義久氏と10/17付同紙にラビヤ・カディール女史の新組織自由インド太平洋連盟設立を知り、ラビヤ女史の正式日本代表をトゥール・ムハメット氏と認めている呉竹会はウイグル独立運動から撤退することを宣言致します。
平成30年10月17日 呉竹会 頭山興助 pic.twitter.com/4kJcayL4E2— 頭山興助(秘書望月) (@toyamanohisyo) October 17, 2018
呉竹会は「東トルキスタン国民会議」(議長セイット・トムチュルク)及び
「東トルキスタン独立運動組織」
(議長トゥール・ムハメット)
をウイグル独立運動の正式機関と認め
東トルキスタン独立運動を展開して参ります。平成30年10月19日
呉竹会 頭山興助 pic.twitter.com/X1vEkp0UOY— 頭山興助(秘書望月) (@toyamanohisyo) October 19, 2018
運動撤退と運動を展開すると表明した経緯の時系列
呉竹会が国内のウイグル独立運動から撤退すると宣言し、再度ウイグル独立運動を展開すると表明した経緯を分かりやすく時系列にまとめる。
9月28日 | トゥール・ムハメット氏(ラビヤ・カーディル女史の日本における正式代表) フランス・パリでのウイグル人会議に出席 9月28日~30日 東トルキスタン国民会議発足(トルコ在住セイット・トムチュルク氏を議長に選出) 東トルキスタン独立運動組織発足(トゥール・ムハメット氏が代表に選出) |
29日 | |
30日 | |
10月 1日 | トゥール氏は引き続き国連出席のためオランダとスイスへ出発 |
9日 | トゥール氏スイス・ジュネーブの国連人権委員会に出席(1日目) |
10日 | 同上(2日目) |
16日 | 産経新聞朝刊「緯度経度」古森義久『ウイグル弾圧 裏に「一帯一路」』 |
17日 | 産経新聞朝刊「亡命ウイグル人ら、国際組織で中国の弾圧に対抗 東京に事務局、26日結成大会」 呉竹会は国内のウイグル独立運動団体から一時撤退を決断、Twitterで宣言 |
19日 | トゥール氏が呉竹会でウイグル独立運動について詳細をすべて説明 東トルキスタン独立運動を展開する旨、Twitterで表明 |
20日 | 私が一連のツイートを発見 Σ(°Д°) |
21日 | 会長秘書の望月氏とネットで連絡を取る |
22日 | 望月氏と電話で事情を聞き、僭越ながら事務局へ取材を提案させていただく |
23日 | 望月氏から取材の提案を了承する旨の返事をいただいてレジュメを作成 |
24日 | ラビヤ女史来日 作成したレジュメを望月氏経由で事務局へ提出、事務局から了承をいただく |
25日 | 頭山興助事務所で呉竹会事務局へ取材 |
26日 | 衆議院議員会館にて「自由インド太平洋連盟」結成大会(ラビヤ女史が会長に) |
27日 | 文京区民センターにて講演会「沖縄・台湾・そのはざまの尖閣」 講演:藤井厳喜(呉竹会代表幹事)講演出席 来賓:ラビヤ・カーディル(自由インド太平洋連盟会長)来賓挨拶 |
29日 | ラビヤ女史帰国(予定) |
東トルキスタン独立運動を展開するとは?
【質問】
呉竹会は「東トルキスタン国民会議」及び「東トルキスタン独立運動組織」をウイグル独立運動の正式機関と認め、東トルキスタン独立運動を展開する、と表明しました。
これはどういうことなのでしょうか。
【回答】
呉竹会は17日にウイグル独立運動から一時撤退することを決定したが、18~19日(トゥール氏が事務所に来て詳細な説明をしたのは19日)にトゥール氏からパリのウイグル人会議で新たに発足した組織について説明を受けた。
- 東トルキスタン国民会議(セイット・トムチュルク議長)
→政府の役割を持つ(亡命政府とはまた違うが、機能としては近い)
本部はフランスの予定(セイット・トムチュルク氏はトルコ在住)
将来は亡命議会に発展予定 - 東トルキスタン独立運動組織(トゥール・ムハメット議長)
→講演会や署名活動等の行動組織
本部は日本の予定(頭山興助事務所を予定) - ラビヤ・カーディル女史はこの2つの組織には全く関係がない(役職もなくメンバーでもない)
また、本会の幹事でもあるトゥール氏から、
- 今回発足した新たな組織は、これまでの組織と運動の性質が変わったことにより誕生した組織である(世代交代して誕生した)
- これまで呉竹会がウイグル独立運動に関して行って来た様々な活動・支援等について大変感謝している
- 日本は地理的に中国に近いこともあり、これからも変わらぬご支援をどうかお願いしたい
といった、大変丁寧な説明と誠実な申し出があった。
呉竹会としては、ウイグル独立運動に関して、日本人同士が分裂して争うような醜い姿を国内外に晒すようなことはしたくない。また、これまでもそうであったように、これからもトゥール氏を変わらず信用し、発足間もないこの2つの組織をウイグル(東トルキスタン)独立運動の正式な機関と認め、今後もウイグル独立運動を展開し、支援することを決定した。
我々もこの10月で、ウイグル独立運動の性質が変わったと認識した。
これまでは中国の新疆ウイグル自治区でウイグル人が不当かつ残虐な民族弾圧を受けていることに対して、講演会等でその実態と窮状を広め、支援の手を差し伸べようという運動だった。
これからは新疆ウイグル自治区を東トルキスタン国として独立するための組織を応援して行こうと決めた。今回ウイグル人が立ち上がり、ウイグル人が進歩したように、我々もウイグル独立運動について進歩したと言えるだろう。
我々呉竹会は玄洋社の精神と、困っているアジアの人達を助ける教えに立ち返り、ウイグル独立運動に再び関わろうと決断した。そこで19日の表明になった。
呉竹会がウイグル問題に心を寄せる理由は?
【質問】
呉竹会が今まで積極的にウイグル独立運動を支援して来たのは分かりましたし、独立運動の本質が変化しつつあるのも理解しました。
しかし、なぜ10年以上も前からウイグル問題に関係し、今後も独立運動を展開しようとするのでしょうか。
【回答】
呉竹会の考えとしては、中国共産党に残虐なまでに迫害されているウイグル人を救いたい、という人道的な側面が先に立つのはあるが、現在の日本において、東京の土地や北海道の水源地や土地を買われているといった「静かなる侵略」が始まっていることに、日本人が危機感を持たなければならないと考えている。
考えたくはないが、50年後、100年後の日本は今よりもっと「中国化」が進んでいるかも知れない。呉竹会はそういった危機感を抱いている。
その危機感に対してウイグル人、チベット人、南モンゴル人の方々が「日本人も気を付けないと、我々のような悲劇を繰り返すぞ」と教えてくれている。そういうこともあって、呉竹会はウイグル問題に大変関心を持ち、今までお手伝いが出来ることをやろう!ということで様々な支援をして来ていた。
また、呉竹会は思想の左右を問わず、民族の出自や所属する団体・グループを問わず、真面目に日本を考えてくれる人であれば、どなたでも歓迎する団体だ(ただし、左翼思想でも共産主義だけは除くが)。
我々としては日本人同士が一致団結してこのウイグル問題に取り組んで行くことをずっと望んで来たし、これからもその姿勢に変わりはない。所属団体やグループが違っても、協力できるところは協力の手を積極的に差し伸べて来た。
例えば「自由インド太平洋連盟」に関しても、トゥール氏が呉竹会とも一緒にやろうと提案をしていたが、断られたので、こちらとしては協力も何もできない。
また、自由インド太平洋連盟の設立とほぼ同じメンバーが27日に文京区民センターで講演会を予定しているが、この講演会にはラビヤ女史が来賓挨拶をされるし、本会代表幹事の藤井先生も講演をされる予定だ。
もし本当に呉竹会が他の団体やグループを認めず拒絶するのであれば、この講演会に代表幹事である藤井先生が出ることはない。
今回の2つの矛盾する表明に関してその反応は?
【質問】
今回ウイグル独立運動に関する動きがかなり急で、しかも驚くほど無理筋な部分があったことも分かりました。
私も含め、そういった事情を知らない人が圧倒的だと思いますが、17日に撤退宣言をし、19日に独立運動を展開するという一見すると矛盾する表明について、何か反応はありましたか。
【回答】
今回は展開がかなり急であるし、まだ日が浅いので、今のところ会員や呉竹会を支持していただいている方々からは特に電話やメールでの問合せはない。恐らく皆さん静観している(または何か考えがあってのことと思われている)のではないかと思う。
ただ、このまま長いこと放置していると流石に何らかの問合せがあるとは思うし、また何かウイグル独立運動に関して動きがあれば、問合せはあると思っている。
そういった意味で、呉竹会の会員さんがこうやって我々を取材しに来てくれ、それを発信していただけるのには大変感謝している。
ひとつ付け加えると、今回来日したラビヤ女史から頭山会長と面会したい旨の申し入れがあったようだ。しかし、頭山会長はキッパリと面会を断ったと聞いている。
トゥール氏のTwitterでの最近の発言について
【質問】
本会トゥール・ムハメット幹事のTwitterでの発言が最近過激になり、一部で反感を持たれているようです。
こういった背景や事情を知ると、トゥール氏の過剰とも思えるTwitterでの反応や、日本人に対する強いメッセージも理解できますが、これについて事務局としてどう思われますか。
【回答】
事務局として、トゥール氏のTwitterでの発言について関与はしていないが、Twitterでの発言は現場にいる当事者本人の本音であるだろうとは思っている。
トゥール氏本人もそうだが、本国にいる家族や親族が人質に取られていたり、強制収容所に入れられている亡命ウイグル人(在日ウイグル人)もいる。または中国からお金で籠絡されている人もいるだろう。どこに同胞のスパイがいるかも知れないというのも含め、その心情は察して余りある。そして日本の現状に絶望している気持ちも、分からなくはない。
トゥール氏は真面目で熱いハートの持ち主だからゆえに、Twitterで強く言い過ぎることもあるかも知れない。それだけ心情的にも追い詰められているとは思うが、敢えて言うならば、ウイグル人と日本人とで、気持ちの余裕のある方が譲る気持ちがあってもいいとは思う。
もし、トゥール氏にTwitterでのアドバイスがあれば、ひとつお聞きしたい。
【私見】
私の個人的なアドバイスですが、例えば特定のしつこいアカウントに対して過剰に反応するようなことは止めて、一番良いのは無視することだと思います。無視すれば変に巻き込まれることもありませんから。
もし、トゥール氏がウイグルのことや中国共産党のこと、日本に対して言いたいことや伝えたいことがあれば、Twitterの140字の中でそれを表現して伝えるのは非常に困難ですから、外部のブログ(トゥール氏もブログを持っていますし)で書き、そのブログ記事をTwitterで紹介する方が良いと思います。もし、そのブログ記事に反論や異論があればTwitterではなく、そのブログ記事にコメントを下さい、そこで話し合いましょう、とする方が良いと思いますね。
自由インド太平洋連盟についてどう思われますか?
【質問】
ラビヤ・カーディル氏が来日して10月26日に「自由インド太平洋連盟」の結成大会を予定しています。
これについて呉竹会の考えや感想をお願いします。
【回答】
繰り返すようだが、再度分かりやすくまとめると、17日の一時撤退宣言は「ラビヤ・カーディル女史」を筆頭とするウイグル独立運動からの撤退だ。
ラビヤ女史は今までも今回も、呉竹会に対して筋が通らないこと、不義理なことを重ねて来た。ラビヤ女史個人に関して言えば、その境遇は察して余りがあるし、同情も禁じ得ない。しかし、我々は筋が通らないこと、不義理なことを最も嫌う。ここにきてラビヤ女史は発言を二転三転させており、それに我々や日本人が振り回されることは、呉竹会としてはもう出来ない。
しかし、ラビヤ女史が新たな仲間(自由インド太平洋連盟)と一緒に組んで活動することに関して反対もしないし、むしろ呉竹会は(支援するかどうかは別として)認めている。
26日の結成大会に関して言えば、呉竹会として「盛会を祈念しております」以外に言えない。
12月のアジアフォーラムについて
【質問】
12月にアジアフォーラムが開催されるというツイートが今月23日に出ました。
現段階で予定している講演内容や企画等について、追加でお知らせすることがありましたらお願いします。
12/7(金)「ウイグルの悲惨な現状」
呉竹会アジアフォーラム開催◆17:30受付18時開演◆憲政記念館◆登壇者トゥール・ムハメットさん(日本ウイグル連盟会長)◆「東トルキスタン国民会議」セイット議長他◆解説藤井厳喜先生◆参加費 2000円◆事前予約不要 担当望月080-8919-0515 https://t.co/WyeCj5UCpu— 頭山興助(秘書望月) (@toyamanohisyo) October 23, 2018
【回答】
Twitterでは全部の情報が網羅できていないが、基本的にFacebookイベントとブログ記事に詳細な情報が出ている。追加で特別にお知らせするとなると・・・
<アジアフォーラム>
- ご家族が強制収容教育キャンプに入れられている在日ウイグル人の方が4~5人登壇して証言する予定(恐らく日本初)
- トゥール氏も登壇予定で、ウイグルの悲惨な現状の紹介だけではなく、我々日本人がどういう意識を持たなければならないのか、具体的にどのような支援の手を差し伸べれば良いのか、そういった観点で講演をお願いしている
- トゥール氏は「東トルキスタン独立運動組織 トゥール・ムハメット」として、10月に今回初めてウイグル問題を訴えにスイス・ジュネーブにある国連人権委員会でロビー活動をしたので、その報告もしてもらう予定
- 本会代表幹事の藤井先生による、ウイグルと中国とアメリカの駆け引き等について、なぜこのようなことが起きているのか?の解説をしていただく予定
- 時間が許せばパネルディスカッション(藤井先生・トゥール氏・東トルキスタン国民会議セイット議長)も予定したい
- その他、時間が許せば他にゲストを呼ぶことも検討したい
- 会場で日本ウイグル連盟への寄付を募る(募金責任者:藤井先生)
→後日呉竹会で集計し、幹事会で藤井先生からトゥール氏(日本ウイグル連盟会長)に渡す予定
<懇親会>
- 料理はシーフードと野菜料理(イスラム教徒のウイグル人参加者に
忖度配慮) - お酒は出ます(飲むか飲まないかは、参加者の信仰に従うものとします)
- 藤井厳喜先生と飲めます!本を持参するとサインもしてくれます!写真も撮れます!
※当日は藤井先生の著書の販売はありません - 東トルキスタンが独立したときに政治家になるカモ知れない、東トルキスタン国民会議のウイグル人が10人ほど参加予定(今の内に写真を撮って将来自慢しましょう)
- アジアフォーラムでは時間の関係から質疑応答が出来ないため、懇親会で直接質問が出来ます
- 懇親会は着席スタイル(先着60名まで応募可能)
- Twitterでのオフ会のご利用が楽しいと思います
アジアフォーラムに参加される場合、お持ちであれば「呉竹会ポイントカード」を忘れずご持参をお願いしたい。
アジアフォーラムは「同じ志の仲間と一緒に同じ時間を共有し、ご自分なりの答えを見付けていただければ」という場であるので、ぜひお誘い合わせの上、多数のご参加を賜りたい。
<会長秘書・望月氏より追記>
12月の金曜の夜の開催のため、アジアフォーラムに遅れての参加も大歓迎します!(会場の都合により、今回土日での開催が出来ませんでした)
また、懇親会のみの参加も受け付けます。この場合、参加人数を事前に望月(電話:03-3238-1131・080-8919-0515/メール:office.toyama@docomo.ne.jp)までお問い合わせ下さい。当日は20:00にレストラン「ペルラン」(懇親会会場)へ直接お越し下さい。「呉竹会」で予約を取ってあります。
取材を終えて
私が呉竹会に入会したのはつい最近であるし、もっと言えば、4月28日に開催された第53回アジアフォーラムに参加したのが最初である。にも関わらず、私のような無名で入会したての会員の申し入れを受け入れ、忙しいなか私の取材に数時間も割いてくれたのは、本当に感謝しかない。
人は皆、自分自身の中で「正義」を持っていると思う。対立する勢力や団体でも分解してみると、その中にいるのは「個人」であり、その個人の持つ「正義」だろう。対立はその「正義」同士の闘いであるから、どちらの陣営も「自分達が正しい正義だ」となる。
しかし、今回の取材で良く分かったのだが、呉竹会はどんな勢力・団体・グループ・個人とも、絶対に敵対しないし、対立をしない、ということだ。こう書くと「なんだ中立なのか」と思われるかも知れないが、そうではない。尊皇を基本とし、日本を本当に良くするためにはどうしたら良いのか、そのために真剣に考え、行動する団体であると思う。だから対立ではなく対話をするのが基本なのだと思った。
少なくとも、私が信じる「正義」は呉竹会の中にもあると確信した、そんな取材であった。
おわりに
最後の最後に、私ごときがグチャグチャと自説を述べるつもりはない。
しかしながら、今回の取材で(オフレコの部分に関しても)どうにも腑に落ちない事が色々あったのは事実で、それに関してはまた別に記事を作成して検証する。
最後に私からお願いしたいのは、この長い記事を読んで理解していただきたいということだ。まず、TwitterやFacebook等のSNSで広く拡散されるのを期待したい。
そして、広く本記事が読まれるために、本文の改ざんを行わず、本旨を曲げることがなければ、全文または部分引用も含め本記事を許可申請不要で転載可とする(ダウンロードページからダウンロード出来ます)。
ブログやウェブサイトを持っている多くの人が、どれだけこの長い記事を転載してくれるかは分からないが、ブロガーやサイトオーナーの皆さんに、本記事の転載と拡散をお願いしたい。
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